9月下旬。
京都市伏見区の御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)に参拝しました。
御香宮神社では、毎年10月上旬に御香宮神幸祭が行われます。
私が御香宮神社に訪れた日は、まだ御香宮神幸祭は始まっていませんでしたが、境内ではお祭りの準備が行われていました。
意外と静かな境内
御香宮神社の最寄り駅は、近鉄電車の桃山御陵前駅または京阪電車の伏見桃山駅です。
どちらの駅からも、東に少し歩けば、御香宮神社の大きな朱色の鳥居が見えてきます。
見えてくると言うより、駅から出た瞬間に鳥居が目に入って来るんですけどね。
朱色の鳥居をくぐり、表門の前にやってきました。
表門を見るだけで、御香宮神幸祭の準備をしているのがわかります。
表門をくぐって参道を進みます。
境内は意外と静かです。
もっと活気があるかと思ったのですが。
参道脇に建つ桃山天満宮には柵がしてありました。
この日、御香宮神社の境内のいたるところに柵が設けられていたのですが、これも御香宮神幸祭の準備のためなのでしょうか。
参道をまっすぐに北に歩き、割拝殿の前にやってきました。
御香宮神社の割拝殿は、装飾が見事なので、しっかりと見ておきたいですね。
割拝殿をくぐり、本殿の前に進みます。
それでは、お参りをしましょう。
御香宮神社は、安産のご利益で有名ですね。
いつもは、安産祈願で訪れるご婦人や家族の姿を見かけるのですが、この日はいませんでした。
そもそも参拝者が全体的に少なかったです。
本殿の裏にある松尾社。
この辺りには、カエデが多く植えられており、秋が深まると紅葉します。
まだ9月下旬なので、緑色の葉が目立ちますが、上の方の葉は赤く色づき始めていましたよ。
割拝殿の裏には、大きな樽が置かれています。
月桂冠と刻まれていたので、酒造メーカーの月桂冠が奉納したものなのでしょう。
御香宮神社の境内からは、御香水という名水が湧き出ています。
伏見の酒造メーカーは、この付近の地下水を利用してお酒を造っていますから、御香宮神社には、たくさんの酒樽が奉納されています。
ちなみに参拝者は、御香水を汲んで持ち帰ることができますよ。
参道では、着々とお店の準備が進んでいます。
まだお店の数は少ないですが、お祭りの時にはずらっと建ち並んで境内が賑やかになることでしょう。
2017年の御香宮神幸祭は、9月30日から10月8日までです。
10月7日の花傘総参宮と8日のおみこしの参宮が盛り上がるみたいですよ。
なお、御香宮神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。