4月初旬。
京都市伏見区の淀城跡公園を訪れました。
淀城跡公園は、その名のとおり、以前は淀城が建っていた場所にあります。
毎年、ソメイヨシノが咲くよりも早い時期にエドコヒガンザクラなどが咲き、一足早くお花見を楽しめます。
満開のエドコヒガンザクラ
淀城跡公園は、京阪電車の淀駅から南に3分ほど歩いた辺りにあります。
現在は、天守閣などの建物はありませんが、石垣と濠は今もなお残っています。
公園の南側の石垣近くで、エドコヒガンザクラが満開になっていました。
例年だと、3月末には見ごろを迎えるエドコヒガンザクラですが、2017年は開花が遅かったため、4月初旬でも見ごろを保っています。
枝先までびっしりと花が咲くエドコヒガンザクラ。
エドコヒガンザクラは、その名のとおり、花が小ぶりです。
花の色は、ソメイヨシノに似た淡い紅色。
ギュッとつまるように花が咲くので、遠くから眺めると木全体がとても華やかに見えますね。
カンヒザクラも見ごろ
石垣の上には、河津桜も植えられていますが、さすがに4月に入ると葉だけの状態となり木全体が緑色になっていました。
ちなみに淀城跡公園の近くには、河津桜の名所の淀水路がありますよ。
石垣の南西角には、濃い紅色の桜が見ごろとなっていました。
以前にも、この桜を見ており、その時は陽光桜か河津桜のどちらかだと思っていたのですが、花の形を見るとカンヒザクラのようです。
近づくと、小さな花が下向きに咲き、花弁の先がギザギザになっているのがわかります。
これは、カンヒザクラの特徴でしょう。
カンヒザクラはもっと色が濃いものをよく見かけるのですが、淀城跡公園のカンヒザクラは色がやや薄めです。
もしかしたらカンヒザクラでもないのでしょうか。
石垣の北西にもカンヒザクラがあり、こちらも見ごろを迎えていましたよ。
石垣から降ります。
そして、最初に見たエドコヒガンザクラをもう一度観賞。
青空の下で見る桜は、より美しく感じます。
石垣の下から眺めるカンヒザクラ。
城跡にふさわしい桜風景であります。
それでは、淀城跡公園から出ることにしましょう。
短時間ではありましたが、きれいな桜が見れて良いお花見ができました。
なお、淀城跡公園の詳細については以下のページを参考にしてみてください。