4月上旬に京都市東山区の知恩院に参拝してきました。
知恩院は、東山を代表する大寺院で浄土宗四4ヵ本山のひとつです。
特に境内の入り口に建つ三門が立派で、春になるとその周囲でたくさんの桜が咲き、多くの観光客や旅行者を魅了します。
三門周辺の桜
知恩院の最寄り駅は、地下鉄東山駅です。
駅から南に7分程度歩くと三門の前に到着します。
京阪電車だと祇園四条駅から北東に約10分ですね。
今回は、知恩院の西側にある新門をくぐって三門に向かいます。
その途中、早咲きの桜が満開になっていました。
彼岸桜でしょうか。
新門からまっすぐ東に進むと三門が建っていますが、まずはそこから少し北に歩き黒門付近の桜を眺めることに。
塀際のソメイヨシノが5分咲き程度まで咲き進んでいました。
黒門の前の参道にも、早咲きの桜が植えられています。
白色の花弁に薄いピンク色が混ざっている桜が満開。
その奥に見える紅色の桜はオカメ桜でしょうか。
すでに多くの花を散らしていました。
三門に戻ります。
その付近に植えられているソメイヨシノが見ごろに近づいていました。
三門の前に植えられているソメイヨシノは5分咲きで、見ごろには2日ほど早い感じでしたよ。
友禅苑の枝垂れ桜が見ごろ
三門の南側の参道から境内へ。
今回は、三門南に設けられている友禅苑を拝観するのが目的だったので、三門はくぐりませんでした。
友禅苑の拝観料は300円です。
方丈庭園との共通券だと500円なので、こちらの方がお得です。
もちろん、私は共通券を購入しました。
友禅苑に入ります。
友禅苑は、友禅染の祖である宮崎友禅斎ゆかりの庭園です。
補陀落池の中央にあるのは、高村光雲作の聖観音菩薩立像です。
補陀落池から西に進むと枯山水庭園があり、その近くに2本の枝垂れ桜が植えられています。
そのうちの1本は見ごろとなっていました。
もう1本の美幸と呼ばれる枝垂れ桜は、3分咲き程度ですね。
美幸は、隣の枝垂れ桜よりも紅色が濃いです。
枝垂れ桜を見上げながら三門を眺めるのがおすすめ。
枝垂れ桜の間から見る三門も友禅苑ならではの風景ですね。
私が友禅苑に訪れた時は、海外からお越しの新婚さんが満開の枝垂れ桜の前で写真撮影をされていました。
結構長い時間、カメラマンが撮影していました。
そろそろ場所を譲ってほしいなと思いましたが、私はいつでも拝観できますから、満足ゆくまで記念撮影していただきましょう。
一生に一度しか知恩院に来れないかもしれませんしね。
他の拝観者の方も、一言の文句も言わずに写真撮影が終わるのを待っていましたよ。
写真撮影が終わるまで、茶室などを見て時間をつぶし、再び枝垂れ桜の近くに戻ってきました。
新婚さんの写真撮影はしばらく続きましたが、満足されたようで他の場所に移動されました。
それでは枝垂れ桜に近づいてじっくりと満開の姿を眺めましょう。
枝垂れ桜越しに見る枯山水庭園も風情がありますね。
友禅苑の桜は、枝垂れ桜が2本だけですが、どちらも樹形が美しいので見る価値が十分にありますよ。
この後は、境内と方丈庭園の桜を見に行きました。