1月中旬。
京都市左京区の南禅寺に参拝しました。
南禅寺には桜とカエデが多く植えられていることから、春と秋にたくさんの観光客が押し寄せます。
でも、冬になると訪れる人が一気に減り、境内が混雑することはありません。
なので、心静かに南禅寺に参拝したい場合は、冬に訪れるのがおすすめなんですよね。
雪が残る境内
南禅寺の最寄り駅は、地下鉄蹴上駅です。
駅からは北東に徒歩約5分の距離ですね。
参道を歩いていると、数日前に降った雪がまだ残っていました。
大雪だったので、解けるのが遅いようです。
雪が降った後も気温が低かったので、それも影響しているのでしょうね。
中門をくぐり境内に入ります。
南禅寺と言えば、どっしりと建つ三門が有名です。
石川五右衛門が「絶景かな」と言った場所が、この三門です。
とは言え、あれは創作なので石川五右衛門は三門に登って「絶景かな」とは言ってないんですけどね。
しかも、石川五右衛門が生きていた時には、現在の三門はありませんでしたから、「絶景かな」と言いたくても言えません。
境内の所々で、マンリョウの赤い実が成っていました。
この景色も冬ならでは。
冬の景色と言えば、木々から葉が落ちて諸堂が見やすくなっています。
先ほども述べましたが、南禅寺は桜とカエデが多く植えられているので、冬は枝に全く葉がありません。
そのため、冬は境内の見晴らしが良くなっています。
春や夏は木々に多くの葉がついているので、建物全体を見にくいですが、冬はそんなことはありません。
建物をじっくりと眺めたいのであれば、冬こそ南禅寺に参拝すべきでしょう。
境内の南に建つ塔頭(たっちゅう)の天授庵の入り口の屋根にも雪が残っていました。
塀越しに方丈を見たのですが、その屋根にも多くの雪が残っていましたよ。
三門の後ろの石畳を歩いて法堂(はっとう)へ向かいます。
法堂の屋根にも雪が残っていました。
解けそうで解けない雪。
でも、法堂の雪が解けるのは時間の問題でしょう。
それでは、法堂にお参りです。
天井の龍も見ておきましょう。
もうしばらく境内を散策します。
溝にも雪が残っていますね。
こちらは、子院の南禅院。
南禅院の屋根の上にも雪が残っていました。
こちらの雪は、割と多め。
日当たりがあまり良くないので、雪が解けにくいのでしょう。
参拝者が少ない冬の南禅寺。
人がほとんど入っていない三門の写真を撮ることができました。
カエデも枝だけなので、三門の全景がわかりやすいですね。
空気も澄んでいて、すばらしい眺めでしたよ。
そろそろ南禅寺から出ましょう。
ナンテンの赤い実も忘れずに写しておきました。
なお、南禅寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。