11月下旬。
京都市南区にある東寺に紅葉のライトアップを見に行ってきました。
東寺は、京都駅から近い紅葉の名所。
いつでも、それなりに多くの参拝者で賑わっている東寺ですが、紅葉の時期に特に混雑するということはありません。
観光客の姿が多くなることはなるのですが、嵐山や東山の紅葉の名所ほど混まないのが東寺の良いところです。
濠に映る紅葉
東寺の最寄り駅は、近鉄電車の東寺駅です。
駅から西に3分ほど歩けば東寺の五重塔が見えてきます。
京都駅から歩くと15分から20分かかりますが、歩けない距離ではありません。
東寺の秋の夜間拝観は午後6時30分から。
15分前に拝観受付となっている慶賀門の前に到着すると、50メートルほど順番待ちの列ができていました。
これだけ人が並んでいると、1時間くらい待たなければならないのではないかと思ってしまいますが、そんなことはありません。
午後6時30分になると列がすんなりと動きだし、10分程度で受付を済ませることができました。
ちなみに夜間拝観料は800円です。
慶賀門をくぐると、右側に設けられている濠にライトアップされたカエデが映り込んでいました。
暗闇の濠は水面が鏡のようになっているので、境内の風景が水面に映ると、まるで地面の下にもうひとつの世界が存在しているかのように見えます。
濠端で南を見ると、金色に輝く五重塔。
多くの参拝者の方たちが、この景色に感嘆の声を上げていましたよ。
瓢箪池周囲の紅葉
五重塔が建つエリアに入ります。
紅葉の状況は、まだ見ごろに少し早い感じです。
しかし、カエデの葉は、みずみずしさが失われていて元気がありません。
私が参拝した日の2日前に雨が降ったこと、当日に一気に気温が下がったこと、風が強かったことなどが影響したのかもしれません。
それでも、まだ元気なカエデの葉も残っていたので、これからきれいに紅葉した姿を見せてくれるかもしれません。
例年、東寺の紅葉時期は遅めなので、12月初旬までは楽しめます。
ただ2016年は、11月末までには参拝しておいた方が良さそうですね。
五重塔の下にやってきました。
五重塔の前には、屏風のような板が設置されており、その前にカエデの枝が展示されていました。
葉が少なくなってはいますが、風情のある景色であります。
五重塔の前には瓢箪池があります。
その周囲に植えられているカエデの紅葉した姿が、水面に映っている風景も見事です。
東寺の夜間拝観では、水面に映る風景をじっくりと観賞したいですね。
紅葉を見上げるように眺めます。
その向こうに照明が当てられた五重塔が浮かび上がります。
この景色も東寺ならではですね。
瓢箪池に映る紅葉と五重塔を同時に見るのもおすすめ。
紅葉を見上げながら遠くに五重塔を望むのも京都らしさを感じられて良いですよ。
そろそろ境内から出ることに。
帰る時は、駐車場付近から境内全体を見ておきましょう。
出口の慶賀門に向かって歩いていると、北東の方角に白く輝く京都タワーが見えました。
2016年の秋の東寺の夜間拝観は12月4日までです。
受付時間は午後9時までなので、慌てなくても大丈夫です。
午後7時以降は待ち時間なく、受付を済ませられますよ。
なお、東寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。