10月中旬。
京都市上京区の梨木神社(なしのきじんじゃ)に参拝してきました。
梨木神社は、9月の萩と11月の紅葉が美しい神社として知られています。
10月は、その間なので、萩は見ごろを過ぎ、紅葉には早い中途半端な時期です。
でも、10月だからこそ人が少なく落ち着いてお参りできるはずです。
萩に埋め尽くされた参道
梨木神社は、地下鉄今出川駅から東に10分ほど歩いた辺りに建っています。
京阪電車の出町柳駅からだと、西に徒歩約10分ですね。
一の鳥居の前にやってきました。
一の鳥居の奥にはマンションが建っているので、ここからは梨木神社に入れません。
それにしても、このマンションは良い場所にありますね。
西隣は京都御苑ですから、葵祭や時代祭をすぐに見に行けます。
東を望めば大文字山があるので、五山送り火を室内から見れそうです。
ホテルを建てても、きっと人気が出たでしょうね。
マンションを迂回して二の鳥居の前にやってきました。
二の鳥居の前は萩でいっぱい。
どの萩も良く育っていて、人の背よりも高くなっていましたよ。
参道に入ります。
参道の両脇も萩でいっぱい。
すでに花期が過ぎていると思っていたのですが、割ときれいな花がたくさん残っていました。
萩の開花時期が遅れていたのでしょうか。
それとも、10月に入ってからの方が見ごろなのでしょうか。
そう言えば、何度か9月に参拝していますが、いつも萩の見ごろに早い感じだったので、10月上旬に訪れるのが良いのかもしれません。
参道の中ほどまで来ると、カエデの木が目立ち始めます。
カエデの葉が少しずつ赤くなりつつあります。
でも、まだまだ紅葉には早いですね。
それでも、秋が深まりゆくのがわかる風景です。
イチョウの木は、カエデよりも色づきが早いようで、上の方が黄色くなっていました。
そして、神門の前に到着。
神門をくぐると正面に拝殿が建っています。
拝殿の周囲にも、たくさんの萩が植えられています。
以前はこんなに多くの萩がなかったと思うのですが。
そのうち、境内が萩で覆い尽くされそうです。
それでは本殿にお参りをしましょう。
梨木神社の創建は明治時代です。
本殿に祀られているのは三条実萬(さんじょうさねつむ)とその子の実美(さねとみ)です。
三条実美は、文久3年(1863年)の八月十八日の政変で京都から追い落とされましたが、後に明治維新の実現に貢献しています。
しっかりとお参りをしておけば、何か大きなことを成し遂げる才能を授かれるかもしれませんよ。
本殿にお参りを済ませ、参道の萩も十分に観賞したので、梨木神社から出ましょう。
やはり10月中旬なので、萩は終わりに近づいていますね。
萩の花がすべて散った頃には、カエデの葉の色付きも進んでいるでしょう。
なお、梨木神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。