2月15日に京都市東山区の智積院(ちしゃくいん)に梅を見に行ってきました。
京都には梅の名所がいくつかありますが、その中でも智積院は比較的多くの梅の木が植えられています。
毎年、2月から3月にかけて境内は紅白の梅の花で彩られます。
参道の梅
京阪電車の七条駅から東に7分ほど歩くと東大路通に突き当ります。
通りの向こう側に見える門は智積院の勅使門です。
でも、参拝するときは、この勅使門ではなく、少し南に歩いたところにある入口から境内に入ります。
参道の入り口付近で紅梅が花を咲かせていました。
まだ花は少な目ですが、どんよりと曇った空の下で見ると、咲いている花以上に赤色が目立って見えます。
参道わきの白梅は、まだ咲き始めて間もないようです。
紅梅はやや開花が早いようです。
とは言え、見ごろにはまだ早いですね。
参道の正面に建つ金堂。
この日は、常楽会(じょうらくえ)の法要が金堂で行われています。
他のお寺では、涅槃会(ねはんえ)と呼ばれており、毎年、お釈迦さまが亡くなった日に法要が行われます。
金堂の中に入ると、お寺の方にお経が書かれた本を手渡されました。
ちょっとお参りして行くだけのつもりだったのですが、私も本を見ながらお経を唱えました。
金堂裏の梅
金堂にお参りを済ませた後、金堂前で咲いている梅を見て歩きました。
この辺りは、比較的よく咲いていますね。
そして、金堂の裏に回ります。
すると、紅梅と白梅が良い具合にたくさんの花を咲かせていました。
上の写真に写っている梅は2本だけですが、金堂の裏にはたくさんの梅の木が植えられています。
他の梅の木は、参道と同じくらいの咲き具合で、まだまだ見ごろには時間がかかりそうな状態でした。
それにしても、金堂の裏にある白梅は、見事な咲き方をしていますね。
枝全体が真っ白になるほど、花を咲かせています。
梅の花は小さいので、満開になっても、あまり華やかでない木が多いです。
でも、この白梅は十分すぎるほど多くの花を咲かせていますね。
そろそろ冬も終わりだと、参拝者に告げているような咲きっぷりの良さです。
智積院に訪れた時は空が曇っていたのですが、次第に晴れ間が見えるようになってきました。
風が強い日でしたが、そのお蔭で空気が澄んで、きれいな青空が見えましたよ。
智積院の梅の見ごろは2月末以降になりそうですね。
その頃に参拝すると、参道も金堂裏も紅白の梅がきれいに咲いていることでしょう。