5月上旬。
京都市上京区の相国寺にお参りしてきました。
相国寺は、京都を代表する禅寺で、境内はとても広いです。
京都御苑の北側と便利な立地なので、京都市中心部に訪れた時には、ふらっと参拝できるのが相国寺の良いところです。
さて、この時期の相国寺では、境内のカエデが青葉をつけて、色鮮やかな新緑を愛でることができます。
青葉に覆われた境内
相国寺の最寄り駅は、地下鉄今出川駅です。
そこから、東に3分ほど歩けば相国寺の総門が現れます。
総門の前の石柱がとても大きく、いつ来ても威厳を感じさせます。
総門から境内に入ると池があります。
少しばかり気温が高かった日だったので、水のある景色は清涼感を与えてくれます。
夏になれば、池の水面は様々な種類のハスに覆われます。
蓮の花が咲くのは、まだ2ヶ月ほど先の話ですけどね。
池の奥の三門址には、たくさんの松が植えられており、それらに混ざってカエデもあります。
深緑の松の葉に混ざって、黄緑色の鮮やかなカエデの新緑を見れます。
夏になれば、カエデの葉の緑色も濃くなるので、周囲の松の葉になじんでくるはず。
カエデは、鐘楼付近にも植えられています。
この辺りは、日差しがよく当たるので、木の上の方の葉がとても鮮やかに見えます。
また、秋になると、このカエデは真っ赤に紅葉してきれいなんですよね。
上のカエデの近くには、背の低いカエデの木も植えられていました。
小さいながらも、枝いっぱいにたくさんの葉をつけていますね。
建物の屋根ほどの高さになるには、どのくらいの年月がかかるのでしょうか。
法堂(はっとう)付近は松ばかりで、カエデは植えられていません。
それにしても、松の幹はいつみても力強さを感じます。
赤銅色が、まるで筋肉隆々といった感じです。
鐘楼付近には、ツツジも咲いていました。
その近くの新緑もまぶしい黄緑色をしています。
他にツツジを探してみたのですが、ここ以外に見つけることができませんでした。
相国寺の境内は、禅寺らしく落ちつきのある空間となっています。
ツツジの赤い花が、ちょっとしたアクセントになっていて心に潤いを与えてくれますね。
相国寺境内から眺めた大文字山。
この景色を見ていると、少しずつ夏が近づいているなと感じますね。
初夏の相国寺には、ほとんど人がいませんでした。
観光客が少ない時期ですから、のんびりと境内を散策できますよ。
なお、相国寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。