京都市内の桜の名所は、京都駅から離れた場所にあると思っている方が多いのではないでしょうか。
でも、実際にはそのようなことはなく、京都駅周辺にも桜の名所がいくつもあります。
京都に桜を見に行きたいけど、京都駅からの移動に時間がかかるのが難点と思っている方は、京都駅周辺でお花見をすると良いでしょう。
おすすめなのは、東寺、六孫王神社、梅小路公園、渉成園ですね。
東寺
京都駅から最初に訪れたい桜の名所は東寺です。
京都駅から近鉄電車に乗り、1駅隣の東寺駅で降りて徒歩5分ほどで東寺の境内に入れます。
東寺は、3月中旬頃に見ごろを迎える河津桜もきれいですが、やはり見ておきたいのは、ソメイヨシノと不二桜ですね。
不二桜は、拝観エリアの入り口付近に植えられている背の高い枝垂れ桜です。
不二桜と五重塔を一緒に眺めるのが、春の東寺の定番です。
ソメイヨシノと不二桜が満開の頃に訪れると、良いお花見ができるでしょう。
夜間拝観時は、美しくライトアップされた不二桜と五重塔を見ることができますよ。
なお、東寺の拝観料は500円ですが、夜間拝観は1,000円です。
2024年の夜桜ライトアップは、3月16日から4月14日までです。
六孫王神社
東寺の後は六孫王神社に歩いて向かいましょう。
東寺の北大門から北西に5分ほど歩くと到着します。
六孫王神社には、ソメイヨシノ、枝垂れ桜、大島桜などの他に遅咲きの緑色の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)も植えられています。
おすすめのお花見時期は、やはりソメイヨシノが満開になった頃ですね。
その頃だと、大島桜や枝垂れ桜も花を咲かせ、境内が桜色に染まります。
なお、六孫王神社は無料なので、誰でも参拝できます。
梅小路公園
六孫王神社から北東に10分ほど歩くと梅小路公園があります。
梅小路公園はとても広い公園です。
公園内には、早咲きの桜から遅咲きの桜まで様々な種類の桜が植えられているので、3月下旬から4月下旬の約1ヶ月間、桜を楽しむことができます。
春の晴れた日に桜を眺めながら公園内を1周すると、とても心地良いですよ。
渉成園
梅小路公園から七条通を15分から20分ほど東に歩くと東本願寺の飛び地境内である渉成園があります。
京都駅からだと歩いて10分程度ですね。
割と便利な場所にある庭園なのですが、意外と観光や旅行で訪れる方は少な目です。
春になると庭園内では、シュゼンジカンザクラ、ソメイヨシノ、枝垂れ桜などがたくさんの花を咲かせます。
渉成園の周囲は車の通りが多い道路があり、騒がしいのですが、庭園内はその音があまり気になりません。
街中にある渉成園は、まるで都会のオアシスのようです。
お花見に一度は訪れたいところですね。
なお、渉成園の拝観料は500円で、立派なパンフレットもいただけますよ。
上記4ヶ所の桜の名所を訪れるのに要する時間は、3時間程度でしょう。
東寺と渉成園は各1時間、六孫王神社と梅小路公園は各30分といったところですね。
京都駅からの移動時間を含めても4時間程度で廻れるはずです。
また、周辺には飲食店がたくさんあるので、昼食を食べるお店を探すのに困ることはないでしょう。
梅小路公園でお弁当を食べるのも良いですね。