毎年、1月15日から19日の間、京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)では厄除大祭が行われており、多くの参拝者が厄除けのお参りに訪れます。
特に最終日の19日には焼納神事が催され、参拝者先着1,500名に厄除開運餅が授与されます。
私は過去に何度か、焼納神事に参加しており、今年も朝から石清水八幡宮に参拝してきました。
大勢の参拝者が見守る焼納神事
石清水八幡宮へは、京阪電車の八幡市駅からケーブルに乗車し、男山の山上まで行くのが便利です。
焼納神事は、午前10時から始まります。
私が石清水八幡宮の神苑に到着したのは10時10分頃。
すでに大勢の参拝者が、厄除開運餅を授かるために列を作っていました。

たくさんの参拝者
焼納神事の準備は万端。

準備万端
白い山は、古い御神矢やお守りなどが積まれたものです。
まだ白い山に火がつくまで時間があるので、本殿にお参りをすることに。

本殿
厄除開運を願っておきましょう。
本殿では、行事が行われており、それが終わると神苑の古い御神矢へ火がつけられます。
再び神苑に戻り、行列から離れた場所でしばらく待ちます。
午前10時30分頃、本殿から火が神苑に運ばれてきました。

神苑に入ってくる火
この火で古い矢やお守り、お札を燃やします。
いよいよ点火です。

点火
あの山の中には、私が初詣の時に返した古い矢とお守りも含まれているはず。
火がつくと、次第に白い煙が空へと上っていきます。

燃え出す古い御神矢やお守り
時折、西から強い風が吹き、煙が東に流れていきます。
煙が流れる方向にも行列があったので、そこで待っていた参拝者の方は煙たかったことでしょう。
少しずつ火が強くなっていきます。

強くなっていく火
宮司さんたちが火に向かって一礼。
そして、祝詞(のりと)をあげていきます。

宮司たちが祝詞をあげる
呪文のような言葉が続きますが、ところどころ天(あめ)の岩戸だとか、聞いたことのある言葉が耳に入ってきます。
宮司さんの祝詞に呼応するかのように炎が勢いを増していきます。

勢いを増す火
やがて炎は火柱となり、空高く昇っていきます。

高く上がった火柱
炎の勢いは見ているよりも強く、遠くに離れているのに顔がとても熱かったです。
ここに長時間いると、顔が黒く焼けてしまいそうです。
宮司さんの次は巫女さんの登場です。

巫女さんの登場
炎の前で鈴をシャンシャンと鳴らします。
炎の勢いがさらに増します。
御神矢やお守りが真っ黒になったところで、宮司さんたちが火の中に木の札を投げ入れていきます。
あれは護摩木なのでしょうか。

火に投げ入れられる木の札
午前11時から厄除開運餅が振る舞われるということだったのですが、10分ほど早く参拝者の方たちにお餅が配られ始めました。

厄除開運餅の授与
厄除開運餅は、長い竹竿の先に10個くらい刺してあり、それを炎の前で2回程度振って清めます。

竹の先に刺さった餅
清められた厄除開運餅を授かった参拝者の方たちは、きっと、今年1年間、運が開けることでしょう。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。