京都市伏見区の11ヶ所の名水が湧き出る場所を訪れスタンプを集める「伏見名水スタンプラリー」も、残すところ、あと2ヶ所となりました。
伏見名水スタンプラリーは、3月下旬から5月末まで開催されている京阪電車のイベントで、全てのスタンプを集めると先着2,000名に特製きき酒用お猪口が進呈されます。また、5個以上スタンプを集めるだけでも、抽選で素敵な商品がもらえます。
10ヶ所目に向かったのは、月桂冠大倉記念館です。
江戸時代の街並みが残る
月桂冠大倉記念館は、中書島駅から北東に5分ほど歩くと到着します。
この辺りは、昔ながらの街並みが残っていて、酒蔵が建ち並ぶ景色が風情があるんですよね。
また、近くを流れる濠川では、十石舟に乗ることもできます。
月桂冠は、寛永14年(1637年)に屋号「笠置屋」、酒銘「玉の泉」として創業しました。
そして、月桂冠大倉記念館は、かつての酒蔵を活用して、昭和57年(1982年)に開館しました。
月桂冠大倉記念館に到着。
入場料は、大人が300円で、中高生は100円。
今回は、スタンプを押すことが目的だったので、中には入りませんでした。
月桂冠大倉記念館から湧き出る名水は、「さかみづ」と呼ばれています。
酒造りの命の水として、隣接する酒蔵で使用され、その清らかに澄んだ水は、きめ細かくまろやかな酒質を生み出すとか。
また、「さかみづ」の名は、「栄え水」とともに古くは酒の異名でもあったそうです。
大倉記念館の近くを見回したのですが、さかみづを汲める場所はなさそうでした。
なので、本当にスタンプを押すだけとなってしまいました。
スタンプは、記念館の入り口に設置してあります。
10個目のスタンプを押印。
残すは、あと1個ですね。
さて、月桂冠大倉記念館に入らなかったものの、中の様子がどうなっているのか気になったので、帰宅後、公式ホームページを見ることに。
酒蔵には、中庭もあるようですね。
中庭には井戸もあります。酒造りに使われているそうなので、もしかしたら、これが「さかみづ」なのでしょうか。
見学終了後には、3種類のお酒をきき酒できて、しかも純米酒をお土産としてもらえるそうです。
300円で、これだけの待遇を受けることができることを事前に知っていれば、入館していたんですけどね。
なんだか、とてももったいないことをしたような気がします。
次回、伏見に観光で訪れた時は、月桂冠大倉記念館に入ってみましょう。