11月中旬に紅葉を見るために小野小町ゆかりの隨心院を訪れました。
最寄駅は地下鉄小野駅で、東に5分ほど歩くと到着します。
隨心院は、あまり紅葉の名所として知られていないため、秋の参拝者は少なめです。
なので、のんびりと拝観することができました。
庭園の紅葉
入口の総門に到着。
手前に植えられている桜が赤く紅葉していました。
総門の前には小町祭ののぼりが立っていますね。
総門を進み、拝観受付の庫裡(くり)へ。
先ほどの総門とともに庫裡は、宝暦3年(1753年)に二条家より移築されたものです。
庫裡の中に入り、拝観料400円を納めて建物内と庭園を鑑賞します。
小野小町ゆかりのお寺ということもあって、建物内には、小町の晩年の姿を写したとされる卒塔婆小町坐像が安置されています。
他にも桃色の障子など、女性的な品々が多いのが特徴的です。
順路に従い、表書院へ進みます。
ここから奥に見えるのが本堂です。
本堂には、本尊の如意輪観世音菩薩坐像、阿弥陀如来坐像など、ずらっと仏像が並んでいます。
とても尊い空間で、お参りしていると心が穏やかになります。
本堂へのお参りを済ませた後は、その南にある庭園を鑑賞。
紅葉の進み具合は、半分程度でしょうか。
逆光になるので、写真撮影が難しい庭園です。
訪れたのは正午頃だったので、時間帯も悪かったのでしょうね。
そう言えば、以前も同じくらいの時間帯に訪れて、逆光で撮影しにくかったことを思い出しました。
日が西に傾き始めてから参拝した方が良いかもしれません。
本堂の脇には、白い花をたくさん咲かせたサザンカが1本。
こちらは、ちょうど見ごろといった感じで、花弁に汚れもなく、きれいでしたよ。
太陽の光をさえぎるために縁側ではなく、屋根に隠れて撮影。
これなら、庭園が見やすいですが、中央の柱が邪魔ですね。
ということで、少し場所を写して撮影。
あと1週間ほど遅く参拝した方が、紅葉はきれいだったかもしれません。
表書院の縁側から先ほどの庭園の紅葉を観賞。
全体的に影になっているので、鮮やかなモミジは撮影できませんでした。
奥書院の裏の紅葉と薬医門付近のイチョウ
本堂の庭園を見た後は、順路に従い奥書院へと進みます。
室内には、様々な襖絵が展示されていますが、写真撮影は禁止です。
奥書院の裏側の物置のような建物の近くのカエデが、日差しを浴びてきれいに紅葉していました。
まだオレンジ色の葉が多いので、これからもっと鮮やかな赤色へと変わっていくことでしょう。
諸堂の拝観を終え、庫裡の外に出ます。
目の前には、オレンジ色のカエデの葉がいっぱい。
庫裡の外側までなら、拝観料を納めなくても見ることができるので、紅葉の進み具合は、このカエデで判断すると良さそうですよ。
このカエデが紅く色付いた頃が、庭園の紅葉の見ごろなのではないでしょうか。
最後に薬医門の近くに植えられている背の高いイチョウを見ることに。
金色に輝くイチョウも秋らしいですね。
紅葉の時期は、隨心院では、小町祭が行われます。
ミス小野小町コンテスト、におい袋制作、お念珠制作などのワークショップといった様々な行事が催されます。
行事は土日を中心に行われますよ。
女性の方が楽しめそうな感じですね。
ライトアップもあるので、夜の拝観も可能ですよ。
なお、隨心院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。