京都御苑の西に建つ菅原院天満宮神社は、最近、境内がすっきりとした感じになっています。
以前は、何かごちゃごちゃとしているような雰囲気で、それが逆に境内に何があるのかわからない印象を与えていたように思えます。
ということで、今回の記事では、すっきりとした菅原院天満宮神社の境内の様子をお伝えします。
境内の西に整然と並ぶ末社
菅原院天満宮神社は、地下鉄丸太町駅を出て、北に5分ほど歩くと到着します。
外から見ると、建物が密集して、ごちゃついているように見えますね。
鳥居をくぐると、正面には、菅原道真が産湯として使ったと伝わる井戸から出る水を汲むことができる蛇口があります。
その蛇口の近くには梅の木が植えられていますが、残念ながら3月上旬に訪れた時にはまだつぼみの状態で、花を見ることができませんでした。
境内にある石段を上ると、本殿が南向きに建っています。
もちろん本殿には、学問の神様の菅原道真が祀られています。
受験を控えている方や学生の方は、合格祈願や学業成就祈願にお参りしておくと良いでしょう。
ごちゃごちゃとしていたのは、本殿の周りでしたが、今はすっきりとしています。
境内の西側には、末社が整然と並んでいて、見ていて気持ちがいいですね。
末社の中で最も目立っているのが、梅丸大明神です。
ガン封じやはれものなどの病気にご利益があるそうです。
社に祀られている大きな石は、病気平癒石と呼ばれています。
病気平癒石をガーゼハンカチで撫でて病気の方の患部に当てて病気回復を祈願するそうです。
ちなみにガーゼハンカチの初穂料は500円です。
梅丸大明神の左側には、良縁のご利益がある九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)と歯痛止めのご利益がある戸隠大神(とがくしおおかみ)が祀られています。
以前から祀られていたのかどうか記憶があいまいでわかりません。
見た感じきれいな社なので、最近になって祀られたように思えますが、どうなんでしょうか。
その近くには、天満宮御遺愛燈籠もありました。
この燈籠も以前からここに置かれていたのかどうか覚えていないので、わかりません。
梅丸大明神の右の方には、小さな牛が2頭縦に並んでいました。
手前の牛は新しいもののように見えます。
牛の近くには天道大日如来が祀られています。
そして、天道大日如来の下には、小さなお地蔵さん。
こちらは、地蔵社というそうです。
地蔵社の祭神は、隣に祀られている天道大日如来とのこと。
諸病平癒のご利益があるということなので、梅丸大明神と一緒にお参りしておくと良さそうです。他にも子供守護のご利益があるそうですよ。
以上簡単に菅原院天満宮の境内を紹介しました。
以前は何となく日当たりが悪い感じで薄暗く思えたのですが、今は境内が明るく感じますね。
なお、菅原院天満宮神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。