京都市内のキキョウの名所と言えば、真っ先に思い起こすのが晴明神社。
京都通の方は、他の場所を思い浮かべるのでしょうが、知名度でいえば晴明神社が一番でしょう。
8月下旬。
そろそろキキョウの見ごろが終わりに近づいてきた頃に晴明神社にお参りしてきました。
花がやや少なめ
晴明神社は、平安時代の陰陽師(おんみょうじ)である安倍晴明を祀っています。
鳥居の中心に架かっている額の星印は、安倍晴明のシンボルの五芒星。
五芒星は、キキョウの花が由来とされています。
晴明神社がキキョウの名所たる所以ですね。
鳥居をくぐると式神がお出迎え。
安倍晴明が、召使のように操っていたのが式神で、夢枕獏の「陰陽師」の中でもたびたび登場します。
作中では、来客を安倍晴明に知らせたり、酒の用意をしたりと、随所で式神が現れます。
式神の近くにキキョウが植えられていましたが、花は1輪しか咲いていませんでした。
キキョウが多く植えられているのは、2つ目の鳥居付近です。
鳥居の左側にあるキキョウは青色の花を咲かせています。
白い花も咲いていましたが、数は少な目。
全体的に多くの花が散った後のようです。
鳥居の右側のキキョウは白色が多いです。
こちらも多くの花が散った後のようです。
8月下旬なので仕方がないですね。
1ヶ月ほど早く訪れていれば、花もたくさん咲いていたことでしょう。
境内に入り本殿へ。
本殿前では、順番を待つ参拝者が結構いました。
境内全体を見回すと、夏の暑い時期にしては、たくさんの方がお参りに来ていました。
陰陽師の人気も大したものですね。
本殿へのお参りは少し時間がかかりそうだったので、隣の末社に参拝することに。
参拝を終えた後は、境内のキキョウを観賞。
本殿の左手前のキキョウは、鳥居付近と同様に見ごろを過ぎているような感じです。
境内北側のキキョウは、もっと寂しい状況でした。
季節は少しずつ秋に向かっていますね。
とは言え、晴明神社に参拝した日の最高気温の予想は35度とまだまだ夏真っ盛りの暑さ。
クールダウンするために手水屋で両腕に水をかけました。
これだけでもかなり涼しく感じますね。
手水屋の近くには、五芒星の形をした晴明井から水が湧きだしていました。
見ているだけでも、暑さが和らぎます。
晴明神社に参拝した後は、近くの心霊スポット一条戻橋にも訪れると涼しくなるかもしれませんよ。
なお、晴明神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。