JR向日町駅から、阪急バスに乗車し、揺られること約20分。
京都市西京区の十輪寺に到着です。
ここは、在原業平(ありわらのなりひら)ゆかりのお寺で、境内には、樹齢約200年の「なりひら桜」と呼ばれる枝垂桜が植えられています。
見上げても良し、見下ろしても良し
山門をくぐり拝観受付で、400円を納めて境内に進みます。
拝観受付では、お寺の方が、境内の見どころを一通り説明してくれるので、それに従いながら、拝観するのがおすすめです。
まずは本堂にお参り。
その前には、背の低い桜桃が花を咲かせていました。
なりひら桜は、三方普感の庭と呼ばれる庭園内に植えられています。
下の写真は、庭園の外からなりひら桜を見たものです。
高廊下の屋根の上にかぶさるように無数の花を付けた枝が広がります。
本堂に上がり、高廊下でつながっている建物へと進みます。
その建物内の部屋には、襖絵などが展示されています。
お寺の方から縁側に寝転び、なりひら桜を見上げると傘が開いたように見えると聞いていたので、寝転んでみることに。
確かに桜が傘を開いたように見えます。
しかし、この日は曇っていたので、写真だと何が何だかわかりませんね。
私が訪れた時は、なりひら桜は散り始めていましたが、まだ何とか見ごろを保っていました。
庭園からなりひら桜を観賞した後は、裏山に進みます。
裏山の入口には、たくさんの花を付けた椿がありました。
十輪寺には、上の椿の他に絞りが入ったものなども植えられています。
緩やかな坂道を進み、ある程度の高さのところまで来ると、なりひら桜を見下ろすことができます。
このような角度から枝垂桜を見ることは滅多にありません。
お寺の方が、見下ろすなりひら桜を好まれる参拝者の方が多いとおっしゃっていましたが、なるほどといった感じです。
さらに山の上へと進み、在原業平ゆかりの塩竃跡付近までやってきました。
ここから眺めると、なりひら桜が、3つの建物に囲まれているのがよくわかります。
盛りは、やや過ぎていたものの、塩竃跡付近から見たなりひら桜は、まだまだボリュームがありました。
大歳神社のソメイヨシノ
十輪寺に訪れる前に大歳神社にもお参りしました。
場所は、十輪寺から15分ほど歩いた辺りです。阪急バスのバス停「灰方」からだと徒歩5分くらいですね。
大歳神社では、鳥居付近のソメイヨシノが満開でした。
花の中心が赤くなっていたので、そろそろ散り始めそうな感じでしたが、まだほとんど花は散っていませんでした。
ソメイヨシノの隣に枝垂れ桜も植えられていましたが、こちらはまだ咲き始めて間もない状況でした。
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