2012年の京都の梅は、例年よりも開花が遅れました。
約2週間くらいの遅れだったようで、例年通りに京都に梅を見に行った方は、見ごろどころかほとんど枝だけの梅の木を見たのではないでしょうか。
私も2月中旬から3月上旬に訪れた梅の名所では、そのようなことが多かったのですが、3月中旬になると、満開の梅を見ることができました。
枝ばかりだった2月中旬
2月中旬は、智積院(ちしゃくいん)、新日吉神宮(いまひえじんぐう)、京都御苑に梅を見に行ってきました。
智積院と新日吉神宮
2月15日に智積院と新日吉神宮に訪れました。
智積院の梅は、ほとんどがつぼみの状態で、庭園の拝観受付付近の紅梅だけが3分咲き程度でした。
梅見には、早すぎましたね。
同日に訪れた新日吉神宮の飛梅天満宮の梅は、まったく花が咲いていませんでした。
京都御苑
京都御苑の梅林を訪れたのは、2月20日でした。
智積院よりも花は咲いていましたが、咲き始めの状態で、見ごろはまだ先といった状況でした。
京都御苑の開花状況を見て、2012年の梅の開花が遅れていることに気づきました。
京都の梅の開花が2週間遅れていると報道されたのもこの頃でした。
少しずつ花が増え始めた3月上旬
3月上旬に訪れた梅の名所は、下鴨神社、金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)、梅宮大社(うめのみやたいしゃ)、清凉寺、法住寺、智積院でした。
下鴨神社と金戒光明寺
3月1日に訪れた下鴨神社と金戒光明寺は、梅が咲き始めたばかりでした。
特に下鴨神社の光琳の梅は、私が訪れた日に咲き始めたのではないかという状況で、咲いている花は数えるほどしかありませんでした。
金戒光明寺は、下鴨神社よりかは咲いていましたが、まだ見ごろには、かなり早かったですね。
梅宮大社と清凉寺
京都市右京区の梅宮大社と清凉寺に訪れたのは、3月6日でした。
梅宮大社の神苑内は、東に植えられている梅が見ごろに近づいていました。
しかし、肝心の西の梅林は、ほとんどの梅がつぼみの状態で、花を咲かせている梅は数本しかありませんでした。
清凉寺の梅は、多宝塔前が見ごろ、茶所付近も見ごろの梅がいくつかありました。
阿弥陀堂前の梅も良い感じで咲いていましたが、軒端の梅はまったく花を咲かせる気配がありませんでした。
法住寺と智積院
梅宮大社と清凉寺に訪れた同じ日には、京都市東山区の法住寺と智積院にも梅を見に行ってきました。
法住寺は、紅梅が見ごろ間近で、白梅と枝垂れ梅はほとんどがつぼみの状態でした。
再び訪れた智積院は、かなり花が咲いていました。
紅梅も白梅も、見ごろ間近といった感じで、十分に梅を楽しめる状況でしたね。
ようやく見ごろを迎え始めた3月中旬
3月中旬には、二条城、城南宮、桃山天満宮を訪れました。
二条城
二条城に訪れたのは、3月12日でした。
梅林の梅は、7分咲きまで進んでいるものもありましたが、1本の木から紅白の花を咲かせる源平咲き分けの梅は、まったく花が咲いていませんでした。
城南宮と桃山天満宮
城南宮と桃山天満宮に訪れたのは、3月19日でした。
この日は、城南宮の枝垂れ梅が満開でした。
天気も晴れていたので、良い梅見ができました。
御香宮神社の境内に建つ桃山天満宮の梅は、白梅と紅梅がほぼ見ごろでした。
でも、枝垂れ梅は、まだ咲き始めといった状態でしたね。
以上が2012年に訪れた梅の名所です。
咲き始めの状況で訪れたところがほとんどで、きれいに咲いた梅の写真を掲載することができず、申し訳ありませんでした。
本当に見ごろに訪れることができたのは城南宮だけでしたね。