京都市伏見区の鳥羽にある城南宮は、2月下旬から3月中旬にかけて神苑の枝垂れ梅が見ごろを迎えます。
おそらく、城南宮は、京都市内で最も多くの枝垂れ梅が植えられているのではないでしょうか。
3月中旬。
見ごろを迎えた枝垂れ梅を見るために城南宮に訪れました。
どこを見ても枝垂れ梅だらけ
城南宮は、地下鉄竹田駅から南西に15分ほど歩くと到着します。
梅が見ごろを迎える時期は、普段とは異なり、たくさんの参拝者が訪れます。
境内に入ると「しだれ梅と椿まつり」の看板が正面に立っています。
早く神苑に入って梅を見たいのですが、神社に訪れたら、まずは本殿にお参り。
ちなみに城南宮は、方除けの神様なので、引越しや旅行安全のご利益を授かることができます。
本殿にお参りを済ませた後は、拝観受付で500円を納め、神苑に入ります。
目的の枝垂れ梅が植えられているのは、拝観受付からすぐの場所にある春の山です。
神苑に入った瞬間、梅の甘酸っぱい香りが漂ってきます。
そして、白やピンクの花を付けた、たくさんの枝垂れ梅が目に飛び込んできます。
梅は、桜と比べると、花が小さくて華やかさに欠けるのですが、城南宮の枝垂れ梅はそんなことはありません。
所狭しと植えられた紅白の枝垂れ梅は、桜以上の華やかさがあります。
拝観している方たちは、どなたも足を止めてカメラを枝垂れ梅に向けています。
人が入らないように枝垂れ梅を撮影するのは、非常に難しいですね。
この混み具合は、桜のお花見に匹敵します。
それにしてもこの時期の春の山は、どこを見ても枝垂れ梅だらけです。
このような景色を見れるのは、京都市内では城南宮だけでしょうね。
私が訪れた日は、この時期にしては比較的気温が高く、じんわりと汗ばむ陽気でした。
でも、春の山を流れる禊(みそぎ)の小川のさらさらとした流れを見ていると、不思議と涼しくなってきます。
白い枝垂れ梅も暑く感じているのか、まるで小川の水を飲もうとしているようです。
苔を背景に薄いピンク色の枝垂れ梅を写してみました。
散っている花弁が多くなっていますね。
そろそろ見ごろが終わりに近づいているようです。
やっぱり枝垂れ梅は、晴れた日に見た方が美しいですね。
なお、城南宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。