京都市北区に建つ平野神社は、京都でも有名な桜の名所です。
平野神社の桜は、3月中旬から4月下旬まで1ヶ月以上も楽しむことができるので、一般的な桜の見頃に合わせることなく、都合のよい日に訪れることができるのが魅力です。
珍種10品種の開花時期
平野神社には、よく見る桜の他に10品種の珍しい桜が植えられています。
それぞれ開花時期が異なっています。
そのため、1ヶ月以上もの長い期間、桜を楽しむことができるんですね。
珍種10品種の特徴と開花時期については、平野神社の「さくらのしおり」に記載されています。
ここでは、開花時期を以下に記しておきます。
- 魁櫻(さきがけさくら)=3月18日頃
- 寝覚櫻(ねざめさくら)=4月5日頃
- 胡蝶櫻(こちょうさくら)=4月8日頃
- 嵐山櫻(らんざんさくら)=4月10日頃
- 虎の尾櫻=4月15日頃
- 平野妹背櫻(ひらのいもせさくら)=4月15日頃
- 御衣黄櫻(ぎょいこうさくら)=4月20日頃
- 松月櫻(しょうげつさくら)=4月20日頃
- 手弱女櫻(たおやめさくら)=4月20日頃
- 突葉根櫻(つくばねさくら)=4月20日頃
4月上旬の見頃の桜
私が平野神社に訪れたのは4月上旬です。
南の鳥居の奥には、たくさんの桜が開花しています。
境内には、桜に囲まれるようにお店が出ています。
4月上旬の平野神社は、枝垂れ桜が見頃を迎えていました。
中でも魁桜は、枝が折れてしまうのではないかと思うくらい、たくさんの花が枝についており、見事に満開でした。
もちろん、魁桜は、この時期の一番人気で、木を囲むように参拝者の方が写真撮影をしていました。
人が写らないように撮影しようと思うと早朝に訪れるしかなさそうですね。
本殿の左には、背の低い梅桃櫻(アーモンド)という桜が七分咲きとなっていました。
本殿の右手前の枝垂れ桜は、やっと開花したばかり。
境内の東側には、たくさんの桜が植えられている一画があります。
その入口付近の枝垂れ桜は、かなり見頃に近付いていました。
桜がたくさん植えられているエリアには、1口100円の募金箱が置かれています。
桜の保存のための費用として、私も募金しておきました。
まだ、ソメイヨシノは三分咲き程度。
なので、それ以外の見頃を迎えていた桜をいくつか紹介します。
下の写真に写っているのは、陽光桜です。淡いピンク色の花がかわいらしいですね。
陽光桜付近の枝垂れ桜も見頃に近付いています。
ちなみに八坂神社付近の円山公園に植えられていた枝垂れ桜一世は、平野神社から移植されたものです。
上の枝垂れ桜の南には、雪山桜が植えられています。
こちらも良い感じに開花していますね。
近くに寄って見ると、枝を巻くように花が咲いているのがわかります。
他に見頃に近付いていたのは、東の鳥居付近に植えられている彼岸枝垂れ桜です。
非常に背の高い桜の木なので、花は人の背よりも高いところで咲いています。
以上が、4月上旬の平野神社の桜の状況です。
この時期は、枝垂れ桜が主役ですね。
なお、平野神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。