京福電車の嵐山駅から竹林に囲まれた道を少し歩いたところに野宮神社(ののみやじんじゃ)という神社が建っています。
この付近は、拝観料を納めなければ入ることができない寺社が多いのですが、野宮神社は無料で参拝できます。
なので、嵐山に観光や旅行で訪れた際には、野宮神社に参拝しておくといいでしょう。
現在では珍しい黒木の鳥居
野宮神社に到着してすぐに目に入るのが下の写真の黒木の鳥居です。
通常、鳥居といえば朱色のものや石で造られたものが主流なのですが、野宮神社の鳥居は、樹皮が付いたままの黒木をそのまま使っています。
大昔は、こういった鳥居が多かったのかもしれませんが、現在では珍しいですね。
ちなみにこの黒木の鳥居は、香川県の高松市にある日本興業株式会社が寄進したものだそうです。
たくさんの願い事を叶えてくれる
黒木の鳥居をくぐって境内に入ると、意外と狭いことに気付きます。
社殿もあまり大きくはないのですが、境内には、たくさんの社が建てられています。
黒木の鳥居の正面には、3つの社殿があります。
中央が野宮大神(天照大神)、右が白福稲荷大明神、左が白峰弁財天です。
それぞれのご利益は以下の通りです。
野宮大神=健康、ちえさずけ
白福稲荷大明神=子宝、安産、商売繁盛
白峰弁財天=財運、芸能
野宮神社に訪れるだけで、たくさんの願い事が叶えられそうですね。
他にも境内には、大山弁財天などたくさんの社殿が建っていて、交通安全、病気平癒、縁結びなど様々なご利益を授けてくれます。
さらに境内に置かれた神石(亀石)を祈りこめながらなでると願い事が叶うとされています。
野宮神社にお参りすれば、願い事が何でも叶いそうな気がしますね。
ひんやりとした空間が広がる苔の庭
お参りをして神石をなでた後は、境内の奥へと行ってみましょう。
すると、ゴルフ場のグリーンほどの広さの緑色の空間が現れます。
ここは、苔の庭で、野宮神社の名物です。
夏は、この苔の庭を眺めているだけで涼しく感じますね。
苔の庭というと祇王寺も有名です。野宮神社から歩いて行ける場所にありますので、興味がある方は訪れてみてはいかがでしょうか。
野宮神社は、嵐山駅からそれほど遠くない場所に建っていますので、嵐山に観光で訪れた際は参拝してみてください。
特に願い事がたくさんある方には、おすすめですね。
なお、野宮神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。