今年、2010年は寅年。
寅と言えば、毘沙門天ですが、その毘沙門天を本尊としているのが、京都市山科区に建つ毘沙門堂門跡です。
2010年は、1月4日が初寅の日でその前後の3日間、初寅大祭が毘沙門堂で行われたとのこと。
私自身は、初寅大祭を観に行けなかったのですが、今年は寅年なので年内に一度は訪れたいと思います。
その時の予習も兼ねて、毘沙門堂について簡単に紹介しておきます。
商売繁盛のご利益あり
毘沙門天は、四天王の一人で北方を守る神様として知られています。
甲冑で身を包み、右手には宝塔、左手には武器を持ち、財宝、福徳の神としても崇められています。
なので、毘沙門堂に参拝すると商売繁盛のご利益があるそうです。
また、毘沙門堂は、京の七福神のひとつとされています。
仕事なくして生活して行くのは困難なので、しっかりと商売繁盛の祈願をしておきたいところです。
毘沙門堂の見どころ
今年はまだ毘沙門堂に訪れていませんが、過去に観光目的で訪れた時に撮影した写真がありますので、それと一緒に毘沙門堂がどんなところだったかを紹介したいと思います。
毘沙門堂へは、京都駅からJRに乗車し1駅目の山科駅で降りて、山の方に20分程度歩いたところに建っています。
毘沙門堂に着いて、最初に目にするのが極楽橋です。
江戸時代前期に後西天皇が行幸の折に、橋から上は極楽浄土のような景観だと感嘆されたことから、その名がつけられたとのこと。
極楽橋を渡って少し歩くと目の前に急な石段が現れます。
石段の向こうには、毘沙門堂の入り口の仁王門があります。
仁王門の左右には、阿形(あぎょう)・吽形(うんぎょう)の金剛力士像が、毘沙門堂を守っています。
ちなみに阿形は口が開いている方で、吽形は口を閉じている方の金剛力士像です。
石段を上り、仁王門をくぐって中に入ると正面に本堂が建っています。
本堂の入り口は、諸堂拝観の入り口となっており、拝観料500円が必要になります。
諸堂拝観のレポートについては、「かたちゃん本舗」さんの毘沙門堂の記事が参考になりますね。秋の紅葉の時期が見ごろです。
本堂の奥には、弁財天が祀られています。
商売繁盛の祈願に毘沙門堂に訪れるなら、一緒に弁財天にもお祈りしておいた方がご利益がありそうです。
他にも毘沙門堂の境内には、末社などいろいろな建物がありますので、じっくりと時間をかけて拝観するといいと思います。
また、春には境内が桜の花で埋め尽くされるそうなので、その頃にも訪れたいですね。
毘沙門堂の詳細については、下記のページを参考にしてみてください。