毎年11月下旬の紅葉シーズンになると京都にたくさんの方が観光に訪れます。そのため、ホテルや旅館もこの時期は満室でなかなか予約をすることができません。だからホテルや旅館の予約は10月中には済ませておくのが無難です。
そこで、今回は紅葉の名所近くでの宿泊について書いてみたいと思います。
京都で有名な紅葉の名所
京都にはたくさんの紅葉の名所があります。
その中でも、京都の東にある東山、東山のやや北に位置する南禅寺付近、北東の大原、北西の高雄、西の嵐山が有名です。
そこで、各紅葉の名所付近で宿泊するのに便利な宿を紹介したいと思います。
東山の紅葉の名所と宿
東山の紅葉の名所として有名なところは、清水寺、高台寺、知恩院といったあたりです。
特に清水寺や高台寺は、この時期ライトアップも行っているので、昼も夜も紅葉を楽しむことができます。なので、東山の紅葉を観に行くという方は、一日中東山で過ごすのもいいかもしれませんね。
東山の紅葉の名所で宿泊するのに便利な宿は、京阪電車の清水五条駅から祇園四条駅の間にある宿です。この辺りは、京都駅から市バスで行くことができるので、比較的アクセスしやすい地域と言えます。
ただ、この辺りは、祇園と呼ばれる地域と重なっており、料金の高い宿が多いのが難点です。特に旅館は宿泊料金が高く設定されているので、できるだけ安く宿泊するならホテルを選ぶのが良いでしょう。
南禅寺付近の紅葉の名所と宿
東山のやや北に位置する紅葉の名所が南禅寺付近です。南禅寺から哲学の道を北に歩けば、永観堂、安楽寺、法然院といった紅葉の名所に行くことができます。哲学の道沿いにもカエデが植えられているので、この道を歩くだけでも紅葉を楽しむことができます。
南禅寺付近で宿泊するなら、地下鉄蹴上駅近くにある宿が便利です。ただ、こちらも東山と同様に宿泊料金が高めに設定された宿が多いですね。
大原の紅葉の名所と宿
京都の北東に位置する大原は、自然に囲まれた地域です。山に囲まれているので、紅葉シーズンに訪れたい観光名所と言えますね。
実行院や宝泉院の庭園、三千院、阿弥陀寺など紅葉が美しい名所が多くあります。
大原の宿は、旅館と民宿が多く、宿泊料金はお手頃なところから高めのところまで様々です。温泉に入浴できる宿もありますので、気温の低い大原を散策した後に体を温めることができます。
また、大原へは京都駅からバスを利用して行きますが、叡山電車を利用して行くこともできます。なので、叡山沿線の宿を予約するのもいいかと思います。叡山沿線には詩仙堂などの名所旧跡もあるので、そちらに足を運んでみるのもいいでしょう。
高雄の紅葉の名所と宿
北東の大原の次は北西の高雄です。イロハモミジは別名タカオカエデと呼ばれるように高雄は紅葉の名所として非常に有名です。
高雄には、神護寺、西明寺、世界遺産の高山寺と有名な名所が3つありますが、いずれも紅葉の名所としても評価が高いところです。
高雄の宿は、宿泊料金が比較的高めに設定されています。
嵐山の紅葉の名所と宿
京都の西に位置する嵐山も紅葉の名所として有名です。
嵐山は渡月橋から見える山が赤や紫に彩られており、嵐山全体が紅葉しているようなところです。
世界遺産の天龍寺をはじめ、常寂光寺、野宮神社など見るべき名所も多数ありますね。また、レンタサイクルを借りれば、さらに遠くの名所まで紅葉を観に行くことができます。
嵐山は京都でも有数の景勝地なので、宿も高級なところが多いのが特徴的です。京都駅からJRに乗車すれば20分程度で嵐山に行くことができるので、京都駅周辺の宿に宿泊するのもいいでしょう。
紅葉シーズンは京都駅周辺での宿泊もおすすめ
ここまで紅葉の名所とその周辺の宿について紹介してきましたが、共通して言えることは、紅葉の名所近くの宿は宿泊料金が高めということです。
宿泊料金を安く抑えたいとお考えの方は、京都駅周辺の宿を予約するのがいいと思います。
京都駅周辺の宿は、便利な割には安くで宿泊できるところが意外と多くあります。
また、電車やバスを利用すれば、ほとんどの紅葉の名所に行くことができます。伏見の東福寺や山科の毘沙門堂などの紅葉の名所へはJRで1駅で行けます。
便利さと宿泊料金のことを考えると京都駅周辺の宿が一番かもしれませんね。