世界遺産一覧

別業から寺院になった平等院

京都府宇治市は、宇治川が流れていることから、古くより京都の水上交通の重要拠点でした。 京都と大阪の物資の移動に宇治川が利用され、また、奈良とも大和街道で結ばれていることから陸上交通にとっても重要な拠点でした。 そういった地理的な理由もあり、平安時代には、宇治に貴族たちの別荘が多く建ち並びました。

火災で燃えなかった金閣の鳳凰

京都市北区にある鹿苑寺(ろくおんじ)は、境内に全身が金ぴかの金閣が建っていることから金閣寺の通称で親しまれています。 京都観光の第一の目的として金閣寺を訪れる人も多いはず。 金閣寺を創建したのは室町幕府3代将軍の足利義満ですが、昭和25年(1950年)に火災で焼失しているので、現在の金閣は当時のものではありません。

東寺の五重塔の心柱の役割

京都市内には五重塔が4ヶ所にあります。 その中でも、京都駅に近い東寺の五重塔が最も有名です。 弘法大師空海が、天長3年(826年)に創建に着手した五重塔は、過去4回焼失していますが、寛永21年(1644年)に徳川家光の寄進で再建され、現在にいたっています。 東寺の五重塔は、焼失はしたものの、地震で倒壊したことは一度もありません。 それは、五重塔が耐震構造となっているからです。

梅雨の晴れ間に参拝した西本願寺・2024年

7月上旬に東寺にハスを見に行った後、北東に約10分歩き、西本願寺に参拝しました。 西本願寺は、京都駅から最も近い世界遺産に登録されている寺院です。 でも、便利な立地に関わらず、旅行者や観光客は比較的少なく、境内が混雑することはあまりないですね。

清水寺で見ごろを保つサツキ・2024年

5月末に京都市東山区の大谷本廟に参拝した後、東に約10分歩き、清水寺を訪れました。 この時期の清水寺は、仁王門の近くに植えられたたくさんのサツキが花を咲かせます。 大谷本廟のサツキが、ほとんど終わっていたので、清水寺のサツキも終わりが近づいていそうですが、せっかく近くまで来たので立ち寄ることにしました。

下鴨神社の咲き始めの枝垂れ桜と擬雪・2024年

3月下旬に本満寺に桜を見に行った後、東に約10分歩き、京都市左京区の下鴨神社に参拝しました。 下鴨神社は、世界遺産に登録されている神社です。 葵祭や秋の紅葉が人気ですが、春には、少ないながらも桜を見ることができます。 また、真っ白な花を咲かせる擬雪(ぎせつ)と呼ばれる椿も、この時期に見ごろを迎えます。

冬の曇り空の日に参拝した東寺・2024年

2月上旬に梅小路公園の梅を見た後、南に約5分歩き、京都市南区の東寺に参拝しました。 東寺は、五重塔が有名なお寺です。 京都の五重塔と言えば、東寺の五重塔を思い起こす人も多いのではないでしょうか。 世界遺産に登録されているお寺なので、旅行者や観光客が非常に多そうな印象がありますが、実際には、ほとんど混雑しません。 特に冬は、訪れる人が少なく、のんびりと境内を歩けます。