悪王子町と元悪王子町の関係
地下鉄五条駅を出ると烏丸五条の交差点です。 この交差点の北西の角に悪王子町という町名が残っています。 また、五条駅からひとつ北にある四条駅の東には、元悪王子町という地名も残っています。 悪王子町と元悪王子町。 何か関係があるのでしょうか?
地下鉄五条駅を出ると烏丸五条の交差点です。 この交差点の北西の角に悪王子町という町名が残っています。 また、五条駅からひとつ北にある四条駅の東には、元悪王子町という地名も残っています。 悪王子町と元悪王子町。 何か関係があるのでしょうか?
京都市東山区に建つ泉涌寺(せんにゅうじ)には、天智天皇からの歴代天皇の御尊牌を奉祀している霊明殿という建物があります。 現在の霊明殿は、明治17年(1881年)に明治天皇によって再建されたものです。 泉涌寺は、御寺(みてら)とも呼ばれており、皇室の菩提所として篤く信仰されてきたお寺です。 なので、霊明殿には、天智天皇からの歴代天皇の御尊牌が祀られているわけです。 しかし、不思議なことに天智天皇以降のすべての天皇の御尊牌が祀られているわけではありません。
京都市山科区にある天智天皇陵は、天皇が遠乗りに出かけ行方不明となり、沓(くつ)が落ちていた場所に造営されたという説があります。 確証はあっても埋葬されているのかわからない天智天皇山科陵 天智天皇は、病死というのが通説ですが、実は暗殺されたのではないかともいわれています。 天智天皇が行方不明になったという説が、暗殺説の背後にあるわけですが、では、暗殺したのはいったい誰なのでしょうか? これについては、天智天皇の弟の大海人皇子(おおあまのおうじ)ではないかと考えられています。
天智天皇と言えば、大化元年(645年)の大化の改新の中心人物として知られています。 まだ、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と呼ばれていた頃、中臣鎌足(なかとみのかまたり/藤原鎌足)とともに蘇我入鹿(そがのいるか)を暗殺し、その父の蘇我蝦夷(そがのえみし)も自害したことで、政治の中心が蘇我氏から天皇へと移りました。 その天智天皇が崩御したのは、天智天皇10年(672年)で、陵(みささぎ)は京都市山科区にあります。
近年、京都市内では、ホテルなどの宿泊施設の新規オープンが目立っています。 特に増えてきているなと思うのが、京町家を改装したゲストハウスや1棟貸の宿ですね。 ゲストハウスは、宿泊料金が安く抑えられることから若者や海外からのバックパッカーに人気があります。 ホテルについては、閉鎖するところもあるのですが、その数以上に新規オープンするホテルの方が多い感じです。 最近オープンしたホテルなんかは、四条烏丸や京都駅近くと便利な場所にありますね。 今回の記事では、2012年から2013年にかけて新規オープンした京都市中心部のホテルをいくつか紹介します。
元弘2年(1332年)3月に鎌倉幕府に反旗を翻した後醍醐天皇が隠岐に流されました。 4月には、幕府が擁立した光厳天皇が即位したことで、一件落着と思えたのですが、ちょうどこの頃から後醍醐天皇に味方する楠木正成が動き出します。 楠木正成は半年前に赤坂城で戦死したと噂されていました。 ところが、彼は生きており、幕府の湯浅定仏(ゆあさじょうぶつ)が管理していた赤坂城を奪回したのです。 これに驚いた六波羅探題の北条仲時は、5月17日に楠木正成討伐のために隅田通治(すだまさはる)と高橋宗康に5,000の兵を持たせ、大阪の天王寺へと向かわせました。
前回の記事では、明治天皇によって崇徳天皇が白峯神宮に祀られたことを紹介しました。 白峯神宮には、崇徳天皇の他にもう1柱、祭神が祀られています。 その祭神は淳仁天皇で、明治6年(1873年)に白峯神宮に祀られることになりました。
長寛2年(1164年)8月26日に保元の乱に敗れ、讃岐に島流しとなった崇徳上皇が亡くなりました。 その崇徳上皇の御霊が再び京都に戻ってきて京都市上京区の白峯神宮に祀られたのは、それから約700年も経った慶応4年(1868年)のことでした。 なぜ、こんなに時が過ぎてから崇徳上皇の御霊が京都に戻ってきたのでしょうか。
元弘元年(1331年)9月に鎌倉幕府打倒のために笠置山にたてこもった後醍醐天皇でしたが、9月末に落城して捕えられた後、10月に六波羅に移されて監禁されました。 そして、三種の神器も後醍醐天皇から対立する持明院統の量仁親王(かずひとしんのう)へと授けられ、天皇は、鎌倉幕府の処分の決定を待つ身となります。 また、後醍醐天皇の笠置籠城と時を同じくして、河内の赤坂城で幕府軍と戦っていた楠木正成も持ちこたえることができずに落城し、戦死したという噂が広まります。 これにより後醍醐天皇の討幕計画は、正中の変に続き、再び失敗となりました。
2013年は、伊勢神宮で20年に一度の式年遷宮が行われました。 これを祝い、依代(よりしろ)アートプロジェクトと題して、京都の10の神社で、若手芸術家の作品が展示されることになりました。 期間は10月1日から12月21日。 アート作品が展示されているのは、石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)、大原野神社、上賀茂神社、北野天満宮、貴船神社、下鴨神社、城南宮、豊国神社、松尾大社(まつのおたいしゃ)、吉田神社です。 気候的にも京都散策をしやすい時期なので、上の10社に参拝して展示されているアート作品を鑑賞するのも良いですね。