京都御苑の東の寺町通を北に5分ほど歩くと本満寺というお寺に到着します。
本満寺は、観光寺院ではないのですが、写真愛好家の方には人気のあるお寺です。
その理由は、春になると境内の大きな枝垂れ桜が満開となるからです。
さすがに秋なので、枝垂れ桜は咲いていませんが、この季節ならではの草花を見ることができるのではないかと思い、10月上旬に本満寺にお参りしてきました。
本堂へと続くタマスダレ
寺町通から本満寺の境内へ。
大きな枝垂れ桜が緑色の葉をたくさん付けていました。
春じゃなくても、ボリューム感がすごいですね。
さすがに春ほど華やかではないですが、緑色の葉だけとなった枝垂れ桜も落ち着いた味わいがあって良いものです。
参道脇では、たくさんのタマスダレが花を咲かせていました。
真っ白な花が、たくさん咲く景色は圧巻です。
近くに寄って1輪だけじっくりと眺めるのも良し。
タマスダレに沿うように参道をまっすぐ進むと本堂が建っています。
タマスダレは本堂前よりもさらに奥まで続いていましたよ。
本満寺は、江戸時代に住持が徳川吉宗の病気平癒を祈願したことから、徳川家の勅願所となったお寺です。
最近、健康面に不安があるなと思っている方は、お参りするとご利益を授かれるかもしれませんよ。
本堂周りの花
本満寺は、参道脇のタマスダレだけでなく、その他にも秋の花がいくつかありました。
タマスダレの近くには、ピンク色と白色のナデシコがひっそりと咲いています。
本堂の前の左右には、1本ずつスイフヨウが植えられていました。
花はやや少なめでしたが、真っ白な花がいくつか咲いていました。
夕方に参拝すれば、この白い花も赤色に変わっているのではないでしょうか。
他にも秋の花が咲いていないかと思い本堂の周辺を探し歩いていると、脇に赤色の萩が咲いているのを発見しました。
この時期になると、萩は終わりに近づいているのですが、本満寺の萩は、まだ十分に見ごろを保っていましたよ。
ただ、萩はそれほど多くは植えられていません。
でも、ちょっとしたアクセントになって良い感じでしたよ。
春の本満寺は枝垂桜が満開になってとても華やかですが、秋の本満寺も参道脇を真っ白なタマスダレが一直線に並んできれいですね。
また、他の季節に本満寺を訪れると違った味わいがありそうです。
なお、本満寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。