桜の時期も後半になると、京都の観光名所も人が少なくなります。
ソメイヨシノが満開のころの嵯峨野嵐山は、とんでもなく観光客の方で賑わっていたのに。
4月18日。
人が少なくなった嵯峨野の二尊院に遅咲きの桜を見に行ってきました。
見ごろを迎えた紅八重枝垂れ桜
JR嵯峨嵐山駅から15分ほど歩いて二尊院の入口に到着。
門の近くに植えられている桜が散り始めていました。
門の外からでも参道の桜を覗くことができます。
ある観光客の方は、門から少し中を見て、桜が散っていたことから拝観するのをやめていましたが、実は遅咲きの桜はここからでは見えないんですよね。
そんなことはさておき、拝観受付で500円を納めて参道を進んでいきます。
ソメイヨシノは、もう終わりかけです。
勅使門の前に到着すると、その向こうには見ごろを迎えた紅八重枝垂れ桜が見えました。
桜全体を見ると、少し花が散っているようです。
とは言え、まだまだ十分に見ごろを保っていますね。
二尊院普賢象桜は咲きはじめ
紅八重枝垂れ桜を見た後は、本堂に上がり、お参りです。
二尊院は、発遣(ほっけん)の釈迦と呼ばれる釈迦如来と来迎(らいごう)の弥陀と呼ばれる阿弥陀如来を本尊として祀っていることが、その名の由来となっています。
本堂の横には、小さな枯山水庭園があります。
縁側に座り、ししおどしの「カコーン」という音を聞きながら、しばし庭園を鑑賞。
山を見上げると、そよ風に吹かれ、桜の花がひらひらと散っていました。
庭園を鑑賞した後は、本堂の隣に建っている九頭竜弁財天近くの満開の桜を見ることに。
真っ白な花が枝にびっしりと付いていて、ボールのようになっていました。
この桜は、有明のように見えますが、どうなのでしょうか。
有明なら仁和寺の御室桜(おむろざくら)と同じ品種なので、今の時期に見ごろ迎えていても不思議ではないですね。
上の真っ白な桜の隣には、二尊院普賢象桜(にそんいんふげんぞうざくら)も植えられています。
開花時期は、4月下旬から5月上旬とのこと。
この日は、まだ咲き始めたばかりの小さな赤い花が、枝にいくつか付いていました。
シャツのボタンほどの大きさしかありません。
あと10日もすれば、立派な花になっているんでしょうね。
なお、二尊院については以下のページを参考にしてみてください。