京都市上京区には、菅原道真を祀っている北野天満宮があります。
天満宮と言えば、この北野天満宮が有名ですが、京都市内には他にもたくさん天満宮が建っており、菅原道真が祀られています。
また、京都市内だけでなく天満宮はいろいろなところに建っていますね。
例えば、長岡京市の長岡天満宮もそのひとつです。
なぜ長岡京市に建っているのか?
長岡京市に天満宮が建っているのは、この地が菅原道真と縁があるからです。
由緒書によると、長岡京市は、道真が在原業平(ありわらのなりひら)とともに詩歌管弦を楽しんだ地とのこと。
後に藤原時平の讒言によって、道真は大宰府に流されることになりますが、その途中、長岡京市に立ち寄り、「わが魂長くこの地にとどまるべし」と名残りを惜しみ、自作の木造を祀ったそうです。
それが長岡天満宮の始まりです。
菅原道真は学問の神様なので、長岡天満宮も学業上達のご利益を授けてくれます。
受験前に合格祈願に訪れると良いでしょう。
本殿の前には、牛がいます。天満宮には必ず牛がいますね。
長岡天満宮には末社もいくつか建っています。
その中には、稲荷大神もあります。
お稲荷さんと言えば、商売繁盛ですね。
景気が良くなるようにお参りしておきましょう。
江戸時代に造られた八条ヶ池
長岡天満宮は、境内の東に広がる八条ヶ池も有名です。
八条ヶ池は、江戸時代に八条宮智仁親王(はちじょうのみやとしひとしんのう)が開いた池です。
池のほとりには料理屋さんが数軒建っています。
こんなところで食事をすると美味しそうですね。
私は、長岡天満宮に訪れる前に食事を済ませていたので、お店の中には入りませんでした。
八条ヶ池の名物は、キリシマツツジです。
私が訪れたのは秋だったので、キリシマツツジは殺風景だったのですが、これが春になると真っ赤に染まります。
見ごろのキリシマツツジの写真は、「光のカケラ」さんの見頃!! 長岡天満宮のキリシマツツジの記事に掲載されています。
まるで、紅葉のように鮮やかな赤色です。ぜひ、ご覧になってください。
また、長岡天満宮は紅葉の名所でもあります。
紅葉の写真は以下の過去記事に掲載していますので、ついでにご覧になってください。
今まで京都市内ばかり観光していて長岡京市に訪れたことがないという方は、長岡天満宮に参拝してみてはいかがでしょうか。
なお、長岡天満宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。