京都御苑の東の寺町通沿いに廬山寺(ろざんじ)というお寺が建っています。
廬山寺の中には庭園があり、夏になると、たくさんのキキョウが花を咲かせます。
暑い夏に京都に観光で訪れるのは敬遠しがち。
でも、廬山寺の庭園でキキョウを眺めていると、暑さを忘れさせてくれるので、夏の京都観光にはおすすめの場所です。
苔に植えられているキキョウ
廬山寺は、地下鉄今出川駅もしくは京阪出町柳駅から徒歩約10分ほどの場所に建っています。
入り口には、「源氏物語執筆地 紫式部邸宅址」と書かれています。
廬山寺が建っている辺りは、昭和40年(1965年)に紫式部邸宅址と考証され、この地で源氏物語も執筆されたそうです。
入り口から境内に入り、拝観受付で500円を納め、建物内へ。
建物の南側には、紫式部にちなむ源氏庭があります。
源氏庭は、平安時代の庭園をイメージして造られており、白砂は光または海、苔の生えた土盛りは影または島を表現しているそうです。
庭園は、建物内からの鑑賞となっており、庭に降りることはできません。
建物の端から源氏庭全体を撮影。苔からは、たくさんのキキョウが生えています。
キキョウは、青い花を付けたものが多く、その中に混ざって白い花を付けたものがいくつかあります。
庭の左奥に置かれた源氏物語顕彰碑の周りにもたくさんのキキョウの花が咲いています。
庭の苔が生えている場所には、必ずと言っていいほどキキョウの花が咲いていますね。
地面のキキョウの花と空中のカエデの葉。
庭園を囲む壁を越えて、入り込んでいるカエデは、まだ7月なのに赤く色付き始めています。
キキョウは建物の近くにもたくさん植えられています。
しかし、建物の近くのキキョウの花は、どれも反対側を向いて咲いています。
下の写真に写っている白い花も、こちらを向いてくれません。やっぱり、日が当たるように南の方向を向くのでしょうか。
でも、建物から少し離れた場所に咲いている青いキキョウの花は、愛想良く、こちらを向いています。
やっぱり、花は正面から見るのがきれいですね。
廬山寺のキキョウは、6月から9月まで開花しているようです。
五山送り火などの行事を観に京都に訪れた際に拝観すると良いですね。
また、廬山寺は紅葉の名所でもあります。
「西陣に住んでます」さんの下記記事に紅葉の写真が掲載されていますので、ご覧になってください。
私も廬山寺の真っ赤に色づいたカエデを観たことがあります。とてもきれいでしたよ。ただ、庭園は拝観しなかったのですが。
なお、廬山寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。