2月上旬に梅小路公園の梅を見た後、南に約5分歩き、京都市南区の東寺に参拝しました。
東寺は、五重塔が有名なお寺です。
京都の五重塔と言えば、東寺の五重塔を思い起こす人も多いのではないでしょうか。
世界遺産に登録されているお寺なので、旅行者や観光客が非常に多そうな印象がありますが、実際には、ほとんど混雑しません。
特に冬は、訪れる人が少なく、のんびりと境内を歩けます。
サザンカが咲く
東寺には、近鉄電車の東寺駅から西に約5分歩くと到着します。
駅からだと、南側の南大門から境内に入る方が便利なのですが、今回は、大宮通に面する北東角の慶賀門から境内に入ることに。
慶賀門をくぐって境内へ。
空は、どんよりと曇り、今にも雨が降り出しそうな天気です。
少し前までは晴れていたのに梅小路公園に到着した頃から曇り始めました。
拝観エリアに植えられている梅が、赤色や白色の花を咲かせ、そろそろ見ごろを迎えそうですね。
枝だけの不二桜と一緒に眺める五重塔。
曇っていたので、薄暗い写真になりました。
この角度から不二桜と五重塔を撮影する場合、晴れている日でも逆光になりやすいので、きれいに撮るのが難しいですね。
境内を西に向かって歩きます。
西側には長い塀があり、その一角に門があるのでくぐります。
門の先には、小さな毘沙門堂があり、その前に堂々とした御影堂(みえどう)が建っています。
御影堂の南側には、不動明王が祀られていますよ。
不動明王は秘仏なので、誰も、その姿を拝めませんが、お参りをしておきましょう。
こちらは、御影堂の北側です。
北側には、真言宗の開祖の弘法大師が祀られていますよ。
弘法大師にもお参りをしましょう。
御影堂は、北側から中に入れます。
中には、イスが並んでいるので、腰かけてお参りできますよ。
境内を南の南大門に向かって歩いていきます。
東寺の境内には、立派な木々が何本も植わっており、その中の数本の木の下に花が落ちていました。
どうやらサザンカの木から落ちてきたもののようです。
サザンカは、背が低く手入れされたものをよく見かけますが、東寺のサザンカは背が高いですね。
見上げると、ピンク色の花が咲いていました。
別のサザンカには、白色の花も見られましたよ。
冬に彩を添えてくれるサザンカですが、そろそろ見ごろは後半に入っているようでした。
境内の南側に建つ鎮守八幡宮にもお参りをしましょう。
弘法大師が弘仁元年(810年)に八幡神を祀ったのが始まりと伝えられています。
南北朝時代に足利尊氏が東寺に陣をしいた際、鎮守八幡宮から神矢が飛び、勝利に導いたともいわれていますよ。
帰りは、南大門から外に出ました。
冬の東寺は人が少なく、のんびりとお参りできました。
晴れていれば、もっときれいな景色を見られたのですが、仕方ないですね。
東寺は、3月に入ると河津桜が咲くので、その頃に参拝すると梅と河津桜の共演を見られますよ。
なお、東寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。