10月末に大将軍神社に参拝した後、北に約5分歩き、京都市左京区の要法寺(ようぼうじ)を訪れました。
要法寺は、日蓮宗のお寺で、三条通の少し北に境内を持っています。
三条通から見えにくいためか、大きなお寺にもかかわらず参拝者はいつも少ないですね。
清々しい秋晴れの境内
要法寺には、地下鉄の三条京阪駅、または、京阪電車の三条駅から東に約5分歩くと到着します。
要法寺の西門前にやって来ました。
外からでも、境内が静かなことがわかります。
西門をくぐって境内へ。
左に開山堂、右に本堂が建ち、それらの頭上には秋の空が広がっていました。
なんとも清々しい秋空であります。
本堂の両前に植えられている三春滝桜は、紅葉している葉が見られるようになってますね。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂の前には、清涼池があります。
7月には、カモの親子がおり賑やかでしたが、鴨川への引っ越しを終えた後は、カメしかいなくなり静かです。
清涼池の東側に建つ鐘楼。
立派な鐘楼で、中の梵鐘が外からだと見えません。
鐘楼と一緒に見上げる秋空も爽やかですね。
寺務所の玄関前に置かれている鬼瓦。
この鬼瓦は、かつて本堂の屋根の東端に据えられていたものです。
本堂の屋根を見上げると、今は別の鬼瓦が取り付けられているのが見えますが、写真だと小さすぎてわかりませんね。
秋空の下の境内。
要法寺が現在地に定まったのは、江戸時代中期で、それ以前は中京区の寺町二条にありました。
寺町二条の前は、綾小路堀川にあり、それ以前は、上行院と住本寺という2つのお寺でした。
天文法華の乱(1536年)で2つのお寺は、大坂の堺に避難し、その後、京都に帰ってきてから合併し要法寺となっています。
清涼池の上には、大きな白雲が浮かんでいますね。
さすがに10月末になると、夏によく見る入道雲は見られなくなっています。
開山堂の上にも、雲が浮かんでいましたが、青空が見え、爽やかな秋空でしたよ。
10月末の要法寺は、参拝者がいませんでした。
普段から人が少ないので、広々とした境内で心を落ち着けるのに良いお寺です。
この後は、檀王法林寺に参拝します。
なお、要法寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。