8月末に京都市上京区の京都御苑にサルスベリを見に行った後、今出川通を挟んだ西側に建つ護王神社に参拝しました。
護王神社は、平安遷都に尽力した和気清麻呂(わけのきよまろ)とその姉の和気広虫(わけのひろむし)を祀っています。
京都に縁の深い祭神を祀っていることから、京都御苑を中心に京都に観光で訪れた際は、護王神社にも立ち寄りたいですね。
以前と少しだけ雰囲気が変わった境内
護王神社には、地下鉄の丸太町駅から北に約5分歩くと到着します。
今出川通に面した護王神社の神門の前にやって来ました。
境内は人が少なそうですね。
護王神社は、足腰の神さまとして有名で、それを参拝者に示すかのように神門には、大きな足腰御守が吊るされています。
神門をくぐって境内に入ります。
そして、右手の手水舎へ。
手水舎には、逆立ちしたイノシシがおり、近づくと竹の先から自動的に水が流れるようになっています。
手水鉢には、小さなイノシシがたくさん置かれ、花手水ならぬ猪手水となっていますよ。
ちなみに逆立ちしたイノシシは、幸運の霊猪と呼ばれ、鼻を撫でると幸せが訪れると言われています。
境内の中央に建つ拝殿。
その後ろに本殿があるのでお参りをしましょう。
祭神の和気清麻呂は、宇佐八幡に赴く途中、足が萎えて立てなくなったところをイノシシのおかげで回復したと伝えられています。
その言い伝えが、当社が足腰の神さまと信仰されるようになった理由です。
元気に歩いて京都を散策できるようお願いしておきましょう。
本殿の北側にも、手水舎があり、その屋根には風鈴が吊るされていました。
風が吹くとリーンリーンと小さな音を奏でていました。
風鈴は、大きな音より小さい音の方が涼しげに感じますね。
境内の南側には、たくさんのイノシシが展示されています。
その中には、公園で遊ぶイノシシもありました。
どのイノシシも楽しそうな表情をしていて、見ているこちらまで楽しい気分になってきますね。
夏の終わりの境内。
まだまだ残暑厳しい京都ですが、授与所の近くからミストが出ていたので、少しばかりクールダウンできました。
しばらくお参りに来ていないうちに境内にタッチパネルが設置されていました。
画面にある項目に触れると、護王神社の解説などが表示されるようになっています。
最近、京都の神社で、このようなタッチパネルを見かけることが多くなっていますね。
境内には、人力車も置かれていました。
護王神社で結婚式を挙げると人力車に乗れるようです。
護王神社は、しばらくお参りに来ていないうちに境内が少し変わっていました。
境内に展示されているイノシシも、少しずつ増えていますから、次回参拝する時には、また境内の景色が少し変わっているかもしれませんね。
この後は、六角堂に参拝します。
なお、護王神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。