サツキが咲く寂光寺に参拝・2023年

5月末に京都市左京区の頂妙寺に参拝した後、寂光寺にも参拝しました。

寂光寺は、囲碁の本因坊ゆかりのお寺で、囲碁の世界では有名ですが、普段は参拝者が少なく静かです。

今の時期は、境内に植えられたサツキがピンク色の花を咲かせます。

見ごろのサツキ

寂光寺には、地下鉄の三条京阪駅、または、京阪電車の三条駅から北東に約8分歩くと到着します。

仁王門通沿いに北向きに建つ寂光寺の山門の前にやって来ました。

山門

山門

山門には、「碁道 本因坊 元祖之道場」と記されています。

碁道 本因坊 元祖之道場

碁道 本因坊 元祖之道場

山門をくぐって境内へ。

境内

境内

参道は舗装され歩きやすくなっています。

また、参道わきには、刈り込まれた杉が、まっすぐ南に向かって植えられています。

参道の近くにある石碑の足元では、キンシバイが黄色い花を咲かせていました。

キンシバイと石碑

キンシバイと石碑

今の時期は、キンシバイの花も見かけますね。

参道を途中で東に曲がり本堂へ。

本堂

本堂

本堂へと続く参道わきのサツキも丸く刈り込まれ、ピンク色の花を咲かせていました。

寂光寺のサツキは、それほど多くはないのですが、手入れが行き届いており、形がとてもきれいです。

鐘楼とサツキ

鐘楼とサツキ

このように形の整ったサツキを見ると、お寺らしさを感じますね。

足元のサツキ

足元のサツキ

それでは、本堂にお参りをしましょう。

寂光寺は、宝永5年(1708年)に当地に移転しています。

それ以前は、寺町二条にあり、跡地には本因坊ゆかりの場所を示す碁盤が置かれています。

寂光寺の2世の日海(にっかい)は、塔頭(たっちゅう)の本因坊に住み、本因坊算砂と号し、織田信長から名人の名を贈られ、豊臣秀吉や徳川家康にも囲碁を教えています。

天下人3人に面会したことがある人物ですから、囲碁の実力は相当なものだったのでしょうね。

本堂から見るサツキ。

石とサツキ

石とサツキ

サツキが石を挟んでいますね。

この配置は、囲碁と関係があるのでしょうか。

灯籠の近くでもキンシバイが咲いていました。

キンシバイと灯籠

キンシバイと灯籠

近づくと、しおれている花が目立ち始めており、そろそろキンシバイは見ごろの終盤に入ってきていました。

境内では、クチナシも白色の花を咲かせていましたよ。

クチナシ

クチナシ

そろそろ寂光寺から出ることに。

寂光寺のサツキは、5月末に見ごろでした。

おそらく、6月上旬まではピンク色の花がきれいに咲いていると思います。

この後は、要法寺にサツキを見に行きます。

なお、寂光寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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