5月末に京都市左京区の頂妙寺に参拝した後、寂光寺にも参拝しました。
寂光寺は、囲碁の本因坊ゆかりのお寺で、囲碁の世界では有名ですが、普段は参拝者が少なく静かです。
今の時期は、境内に植えられたサツキがピンク色の花を咲かせます。
見ごろのサツキ
寂光寺には、地下鉄の三条京阪駅、または、京阪電車の三条駅から北東に約8分歩くと到着します。
仁王門通沿いに北向きに建つ寂光寺の山門の前にやって来ました。
山門には、「碁道 本因坊 元祖之道場」と記されています。
山門をくぐって境内へ。
参道は舗装され歩きやすくなっています。
また、参道わきには、刈り込まれた杉が、まっすぐ南に向かって植えられています。
参道の近くにある石碑の足元では、キンシバイが黄色い花を咲かせていました。
今の時期は、キンシバイの花も見かけますね。
参道を途中で東に曲がり本堂へ。
本堂へと続く参道わきのサツキも丸く刈り込まれ、ピンク色の花を咲かせていました。
寂光寺のサツキは、それほど多くはないのですが、手入れが行き届いており、形がとてもきれいです。
このように形の整ったサツキを見ると、お寺らしさを感じますね。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
寂光寺は、宝永5年(1708年)に当地に移転しています。
それ以前は、寺町二条にあり、跡地には本因坊ゆかりの場所を示す碁盤が置かれています。
寂光寺の2世の日海(にっかい)は、塔頭(たっちゅう)の本因坊に住み、本因坊算砂と号し、織田信長から名人の名を贈られ、豊臣秀吉や徳川家康にも囲碁を教えています。
天下人3人に面会したことがある人物ですから、囲碁の実力は相当なものだったのでしょうね。
本堂から見るサツキ。
サツキが石を挟んでいますね。
この配置は、囲碁と関係があるのでしょうか。
灯籠の近くでもキンシバイが咲いていました。
近づくと、しおれている花が目立ち始めており、そろそろキンシバイは見ごろの終盤に入ってきていました。
境内では、クチナシも白色の花を咲かせていましたよ。
そろそろ寂光寺から出ることに。
寂光寺のサツキは、5月末に見ごろでした。
おそらく、6月上旬まではピンク色の花がきれいに咲いていると思います。
この後は、要法寺にサツキを見に行きます。
なお、寂光寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。