5月上旬に京都市東山区の智積院(ちしゃくいん)に参拝しました。
智積院は、真言宗智山派の総本山です。
広々とした境内には、多くの木々が植えられており、今の時期は特にカエデの新緑がきれいです。
展示収蔵庫宝物館が完成
智積院には、京阪電車の七条駅から東に約7分歩くと到着します。
市バスだと「東山七条」で下車してすぐです。
智積院の入り口に到着すると全体的にすっきりとしていました。
入り口には、冠木門(かぶきもん)があったのですが、今はなくなり見晴らしが良くなっています。
入り口から少し南に行った場所には、展示収蔵庫宝物館が建っています。
長らく建設工事が行われていた展示収蔵庫宝物館は、今年の4月4日に開館しました。
見た目がすっきりとしており、お寺の境内に調和しています。
展示収蔵庫宝物館の南には、宿泊できる智積院会館もあり、こちらも最近新しくなったばかりです。
智積院は、数年前と比較して境内がすっきりとした感じです。
新緑がいっぱいの境内
展示収蔵庫宝物館の近くのカエデは、まぶしいほど黄緑色になっていました。
この日は晴天だったこともあり、カエデの若葉が生き生きとして見えました。
参道の新緑もきれいですね。
参道の向こうに見えるのは金堂です。
中には、大日さまが祀られています。
それでは、金堂にお参りをしましょう。
金堂の中には誰でも入れるので、間近で大日さまを拝むこともできますよ。
金堂から北側に歩き石段を上ると大師堂があります。
そして、大師堂から東に向かう石段を上ると密厳堂(みつごんどう)求聞持堂(ぐもんじどう)などが建つ一体に到着します。
この辺りは、あまり参拝者が来ないので、いつも静かです。
ツツジがまだ咲いていますね。
今年の京都のツツジは、ほとんどがゴールデンウィーク中に終わりを迎えたのですが、智積院のツツジは、まだ見ごろを保っていました。
金堂の裏側の紫陽花園にやって来ました。
まだ5月なので、さすがにアジサイは咲いていませんでしたが、緑色の葉が初夏らしさを感じさせてくれました。
金堂の斜め前に広がる敷地は、柴燈護摩道場(さいとうごまどうじょう)です。
6月15日の青葉まつりでは、ここで護摩が焚かれますよ。
柴燈護摩道場の近くの新緑もきれいです。
芝生にできた木陰が涼し気。
振り返ると五月晴れの空と金堂。
智積院は、季節問わず、ここからの眺めが美しいです。
鐘楼堂の周囲のカエデも、新緑が鮮やかでした。
コケの緑もきれいですね。
智積院では、鐘楼堂周囲のコケも見ておきたいです。
梅雨に入ると、しっとりとした緑色のコケを見ることができますよ。
5月上旬の智積院は、新緑がとてもきれいでした。
参拝者も少なく、静かに初夏の京都を散策したい方におすすめです。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。