3月下旬。
京都市東山区の大谷本廟に参拝しました。
大谷本廟は、西本願寺の親鸞聖人の廟所で、清水寺に向かう五条坂の入り口付近にあります。
毎年春になると、大谷本廟では、桜が咲きます。
京都の桜は、3月17日に開花したので、大谷本廟でも、そろそろ桜が咲き始めている頃です。
入り口の桜が見ごろに入る
大谷本廟には、京阪電車の清水五条駅から東に約5分歩くと到着します。
参道の入り口付近に植えられているソメイヨシノが、見ごろに入っていました。
まさか、こんなに咲いているとは思いませんでした。
木の上の方は、まだつぼみだらけですが、下の方は見事な咲きっぷりです。
でも、入り口付近に植えられている他のソメイヨシノは、まだ咲き始めたばかりです。
どうやら、あの1本だけが、異常に早く開花したようですね。
参道では、椿の白色の花も咲いていましたよ。
この椿は、これからもっとたくさんの花を咲かせそうです。
総門の近くに植えられているソメイヨシノも、咲き始めです。
やはり、3月下旬だとこんなものですね。
仏殿前の桜も咲き始め
総門をくぐります。
緩やかな石段の向こうに建つ大きな建物は、仏殿です。
仏殿の前に植えられているソメイヨシノも、まだ咲き始めたばかりでした。
ソメイヨシノの下の花噴水は、赤色の花に囲まれて白色の花が供えられていますね。
春らしい色合いです。
それでは、仏殿にお参りをしましょう。
灯籠の近くに植えられているヤマザクラは、枝先の葉が目立ち始めており、そろそろ見ごろが後半に入ってきています。
仏殿にお参りを済ませた後は、境内の東側にある明著堂へ。
明著堂の前には、花で作られた「倶会」の文字。
その左側には、「一処」の文字も。
2つ合わせて倶会一処(くえいっしょ)と読みます。
西本願寺のウェブサイトの以下の記事によると、倶会一処とは、『仏説阿弥陀経』に出てくる「倶(とも)に一つの処(ところ)で会(あ)う」というご文(もん)で、同じ阿弥陀さまのお浄土でまた共に会わせていただくという意味だそうです。
彼岸の時期ということもあり、お花で「倶会一処」の文字を作ったのでしょうね。
大谷本廟の桜は、3月下旬で咲き始めの状態でした。
境内全体で見ごろを迎えるのは、3月26日頃になりそうです。
この後は、清水寺に早咲きの桜を見に行きます。
なお、大谷本廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。