12月上旬に京都市左京区の下鴨神社に紅葉を見に行った後、河合神社に参拝しました。
河合神社は、下鴨神社の摂社で、美人祈願の社として女性に人気があります。
下鴨神社が鎮座する糺(ただす)の森にあることから、この時期には遅めの紅葉狩りを楽しむことができます。
見ごろを保つ紅葉
河合神社には、京阪電車の出町柳駅から北に約5分歩くと到着します。
糺の森に入り、紅葉橋を渡って西に進むと、河合神社の鳥居があります。
イチョウは、すでにほとんどの葉を散らし、寂しい姿になっていました。
神門の屋根は檜皮葺で、古社の雰囲気を感じさせます。
神門をくぐって境内に入ります。
境内中央には拝殿が建ち、その後ろに本殿があります。
この日は、比較的多くの参拝者が訪れていましたよ。
境内の東側には、鏡絵馬の化粧室があり、その向こうにカエデが植えられています。
カエデも、イチョウと同じようにほとんどの葉を散らしていました。
化粧室の近くには、鴨長明の方丈が置かれていたのですが、今は、展示場所の変更につき移設中とのこと。
梅雨に参拝した時にどこに行ったのかと不思議に思っていたのですが、そういことだったんですね。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
本殿の前から、境内の西に目をやると、まだまだ見ごろの紅葉が見えました。
苔むした屋根と一緒に見る紅葉は、しみじみとした情緒を感じさせます。
秋の終わりらしい景色ですね。
京都は、12月に入り、一気に気温が下がって来ましたが、河合神社の紅葉は見ごろを保っています。
授与所の前の鏡絵馬。
先ほどの化粧室で、この鏡絵馬に化粧をし奉納します。
奉納された絵馬は、本殿の東側にずらっと並んでいますよ。
祭神の玉依姫命(たまよりひめのみこと)が、美人の神さまとして崇敬されており、そのご利益を授かろうと多くの女性が河合神社に参拝します。
境内から出て、西側の塀沿いへ。
この付近の紅葉も、見ごろを保っています。
でも、周りの木々が葉を落とし、景色はすでに冬になってきていますね。
糺の森の紅葉は、例年12月上旬から中旬に見ごろを迎えるので、京都市内のほとんどの場所で紅葉が終わった後も紅葉狩りを楽しめます。
先ほど境内から屋根越しに見た紅葉は、上の方が真っ赤です。
今年の京都の紅葉は、このような鮮やかな赤色のものが多く、とてもきれいでした。
河合神社もまた他の紅葉の名所と同じように今年は特にきれいでしたよ。
河合神社の紅葉は、12月12日頃までは見ごろを保っていたのではないでしょうか。
糺の森の紅葉は、12月下旬でも残っているかもしれません。
今年最後の紅葉狩りをしたい方は、糺の森を訪れてください。
なお、河合神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。