最近、物覚えが悪いと感じたりすることはないでしょうか。
昨日の晩御飯が思い出せないという方も多いことでしょう。
人は誰でも、年齢を重ねることで記憶力が衰えてくるものですが、そうは言っても、いつまでも物覚えが良くあってほしいと思いますよね。
そこで今回は、いつまでも記憶力が衰えないようにぼけ封じのご利益を授けてくれる今熊野観音寺と千本釈迦堂の観音様を紹介します。
今熊野観音寺のぼけ封じ観音
今熊野観音寺は、京都市東山区に建っているお寺です。
最寄駅は、JRと京阪電車の東福寺駅。
そこから東に15分ほど歩き、泉涌寺(せんにゅうじ)の門をくぐり、さらに進むと今熊野観音寺に到着します。
今熊野観音寺は、弘法大師空海が、自ら刻んだ十一面観音像を当地に安置したのが始まりとされています。
寺の名は、平安時代末期に熊野詣が大好きだった後白河法皇から授かったものです。
この今熊野観音寺の境内には、ぼけ封じ観音が祀られています。
しっかりお参りしておけば、物忘れが少なくなりそうですね。
なお、今熊野観音寺も含めて泉涌寺には、泉山七福神が祀られています。今熊野神社に訪れた時は、いっしょに七福神巡りもしてみてください。
千本釈迦堂のぼけ封じ観音
ところは変わって、京都市上京区の千本釈迦堂。
ここには、釈迦堂と呼ばれる檜皮葺の落ち着きのある本堂が建っています。
この本堂の近くにも今熊野観音寺と同じく、ぼけ封じ観音が祀られています。
こちらの観音様にもお参りをしておけば、より一層、物忘れが減りそうです。
また、千本釈迦堂には、内助の功で知られる阿亀(おかめ)の像もあるので、そちらにもお参りしてみてください。
以上、簡単に今熊野観音寺と千本釈迦堂のぼけ封じ観音を紹介しました。
この2ヶ所のぼけ封じ観音は、ご存じない方も多いと思いますが、実は、「ぼけ封じ近畿十楽観音霊場」の札所で、第1番が今熊野観音寺、第2番が千本釈迦堂となっています。
ぼけ封じ近畿十楽観音霊場は、旅に出て、仏様を拝むことで脳を活性化させようという趣旨で昭和59年(1984年)に設立されたそうです。
確かに観光や旅行で各地のお寺や神社に巡ることは、健康にも良いことなので、心身ともに活性化されそうですね。
なお、残り8ヶ所の札所については、下記WEBサイトで紹介されていますので、ご覧になってください。