10月下旬に京都市東山区の知恩院に参拝した後、近くの八坂神社にも参拝しました。
八坂神社は、祇園を象徴する神社として、地元の方や多くの観光客の方に親しまれています。
境内には、いつも人が多いのですが、最近は新型コロナウイルスの影響で以前よりも参拝者の姿が減っています。
でも、そろそろ秋の行楽シーズンが近いことから、徐々に参拝者の姿が増え始めていることでしょう。
秋が感じられるようになった境内
八坂神社の最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅です。
駅からは、四条通を東に約5分歩くと、八坂神社の西楼門の前に到着します。
今回は、知恩院から八坂神社を訪れたので、円山公園に面した北東の鳥居から境内に入ることに。
鳥居をくぐって東側にある参道を南に歩きます。
境内の南東角に植えられているカエデが、少し色づいていました。
八坂神社の紅葉は京都市内では遅めで、毎年11月末から12月上旬が見頃です。
境内を眺めます。
参拝者の姿が見えますね。
夏場はほぼ無人に近い状況でしたが、9月末に緊急事態宣言が解除されたこともあり、徐々に人出が増えているようです。
舞殿の頭上には、白い雲と青空。
私が八坂神社にいた時間帯は、雲が多めで、少し薄暗かったです。
舞殿の南に建つ南楼門。
そして、舞殿の北側に建つ祇園造の本殿。
本殿には、素戔嗚尊(すさのおのみこと)、櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、八柱御子神(やはしらのみこがみ)が祀られています。
素戔嗚尊は、厄除けのご利益を授けてくれることで有名ですね。
コロナウイルスが蔓延している時期には、本殿の横に茅の輪が出ており、くぐって厄払いできるようになっていましたが、この日は茅の輪が見当たりませんでした。
八坂神社も少しずつ日常を取り戻しつつあるようです。
それでは、本殿にお参りをして、厄除けを祈願しましょう。
本殿の西側にある縁結びの大国主社の前には、小さなウサギが並んでいます。
大国主社は、若い女性に人気ですよ。
西側の参道沿いに建つのは太田社です。
祭神は、猿田彦神(さるたひこのかみ)と天鈿女命(あめのうずめのみこと)です。
猿田彦神は、天孫降臨に際して日神の使として先導の役割を果たした導きの神さまです。
天鈿女命は、天照大神が天の岩戸に隠れたとき、岩戸の前で神楽を舞った神さまで、天孫降臨にお供をして猿田彦神と対面してともに導き、宮廷神楽を奉仕した猿女君の遠つ祖であり、芸能の神さまとして崇敬されています。
習い事をされている方は、太田社にも参拝しておくと上達しそうですね。
帰りは、西楼門から四条通に出ます。
西楼門の前には、七五三まいりののぼりが立っていました。
私が八坂神社にいる間に七五三まいりで訪れている家族の姿は見ませんでしたが、そろそろ七五三まいりが増えてくる頃ですね。
西楼門の前の祇園石段下には、多くの人の姿が見えます。
祇園も少しずつ人が増え、以前の活気を取り戻しつつありましたよ。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。