2月上旬に京都市伏見区の瑞光寺に参拝した後、南西に15分から20分歩いて藤森神社(ふじのもりじんじゃ)に向かいました。
藤森神社は、競馬の神さまとして崇められていることから、競馬関係者や競馬ファンの方に人気がある神社です。
創建は古く、平安遷都(794年)以前から伏見にあり、朝廷や庶民から篤い崇敬を受けてきました。
今も、元日や5月5日の藤森祭では、多くの参拝者で境内が賑わいます。
冬の静かな境内
藤森神社の最寄り駅は、京阪電車の墨染駅です。
駅からは、北東に5分ほど歩くと藤森神社に到着します。
普段は、南側の鳥居から境内に入るのですが、今回は北西の鳥居から境内に入ります。
鳥居の前には、正月や節分の各種行事が取りやめになったことを知らせる案内が出ていました。
藤森神社に限らず、京都の神社では、新型コロナウイルスの影響で、正月の人出が少なく、節分の行事が取りやめになっているところが多かったですね。
鳥居をくぐって参道へ。
参道には人の姿がありません。
春になるまで、京都各所の寺社は、参拝者が少なそうです。
参道をまっすぐ進むと割拝殿が建ち、その後ろには本殿があります。
境内の一角に植えられているサザンカの木には、たくさんの赤い花が咲いていました。
冬の寒さに負けず元気であります。
手水鉢は、龍の口から出た水があふれていました。
この手水鉢の台石は、石川五右衛門が盗んできたものと伝えられていますよ。
それでは本殿にお参りをしましょう。
本殿には、神功皇后、素盞鳴命(すさのおのみこと)ほか五神が祀られています。
また、東殿には天武天皇ほか一神、西殿には早良親王(さわらしんのう)ほか二神が祀られています。
早良親王は、学問の神さまとして崇敬されていますから、受験生は合格祈願しておくと良いでしょう。
勝運のご利益も授けてくれるので、何か競技に出場する方も、必勝を祈願しておきたいですね。
本殿の東側には、藤森七福神がいらっしゃいます。
当社にお参りした時は、いつも、藤森七福神を拝みたくなります。
きっと、福をもたらしてくれることでしょう。
藤森七福神の近くには、お地蔵さんも祀られていました。
今まで何度も藤森神社にお参りに来ていますが、お地蔵さんには気づきませんでしたよ。
競馬の神さまというだけあって、絵馬にも、「勝」と「馬」と書かれています。
馬の絵が描かれた絵馬もありますよ。
伏見区には、京都競馬場がありますが、2023年春まで改修工事が行われているため、この期間は競馬の開催がありません。
藤森神社に馬券の必勝祈願に参拝する人が減るかもしれませんね。
絵馬堂には、大きな競馬の絵馬がかかっています。
以前は、宝物殿にジョッキーのサイン色紙も展示されていましたが、今はどうなっているのでしょうか。
宝物殿は無料で入れますから、藤森神社に参拝した時には拝観すると良いでしょう。
刀や甲冑などがたくさん展示されていますよ。
そろそろ藤森神社から出ましょう。
冬の境内には、私の他に数人しか参拝者はいませんでした。
なお、藤森神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。