8月上旬。
京都市中京区の本能寺に参拝しました。
本能寺は、織田信長が明智光秀に討たれた本能寺の変で有名ですが、現在の境内は本能寺の変の時より東にあります。
寺町通のお土産物屋さんが並ぶアーケード街の少し北に建つ現在の本能寺は、交通至便な場所ではありますが、訪れる人は意外と少な目です。
特に夏は、参拝者がとても少なくなります。
本堂の裏の織田信長の墓
本能寺には、地下鉄の京都市役所前駅から寺町通を南に少し歩くと到着します。
徒歩2分ほどでしょうか。
入り口の山門の前には、日蓮聖人の像が立っていますよ。
山門をくぐると、右手に大きな大寶殿が建っています。
大寶殿では、寺宝展とともに「信長×光秀」の催しが9月30日まで行われています。
2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」は明智光秀が主人公なので、今年は本能寺に参拝する人が増えそうなのですが、8月上旬では、まだ混雑する様子がありません。
秋になって涼しくなれば、参拝者が増えるのではないでしょうか。
境内では、サルスベリが赤色の花を咲かせ始めていました。
本能寺の境内は、周りを背の高いビルに囲まれているのですが、そのビルに負けないほど立派な木が植えられていますよ。
それでは、木の向こうに建つ本堂にお参りをしましょう。
本堂の中に入ってお参りすることができますが、今回は、外からのお参りにしました。
本堂の裏には、織田信長のお墓があります。
このお墓は、信長の三男信孝が建立したもので、廟所には信長が所持していた太刀も納められています。
信長の廟所の隣には、本能寺の変で討死した織田家家臣のお墓もあります。
こちらは、信長公三百五十年記念碑です。
織田信長のお墓の周囲には、他にも多くのお墓や石碑があります。
こちらは、本坊文化会館建設功労者の碑です。
本堂のちょうど真裏にあるのは、本能寺の歴代諸聖人御廟です。
立派な廟所ですね。
信長公廟の近くに植えられている背の高いイチョウは、天明の大火(1788年)の時に水を噴き出し、人々を救ったと伝えられています。
夏にも水を噴き出して、境内を涼しくしてくれないかなと思いましたが、水が吹き出す様子は全くありません。
でも、このイチョウの木が植えられているおかげで、日陰ができて、幾分涼しく感じられますね。
それでも、やはり、京都の夏は暑いです。
本能寺にお参りをした後は、アーケード街を歩いて、お店から出てくる冷房の風で涼むと良いでしょう。
お食事できるお店もいっぱいありますから、休憩していくのも良いですね。
この後は、行願寺にハスを見に行きます。
なお、本能寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。