8月上旬に京都市左京区の河合神社(かわいじんじゃ)に参拝しました。
河合神社は、糺(ただす)の森に鎮座しています。
東に高野川、西に賀茂川が流れ、両者が合流する地点に建っていることから、河合神社と名付けられました。
河合神社に参拝するのは、久しぶりで、今年に入ってからは初めてのことです。
静かな境内
河合神社には、京阪電車の出町柳駅から北西に5分ほど歩くと到着します。
糺の森に入って、西に少し歩くと、河合神社の朱色の鳥居が現れます。
鳥居の近くの手水鉢には、清らかな水が流れていました。
その涼しげな流れを見ていると、思わず、手を清めたくなりますね。
手水で手を清め、幾分、身体が冷却されたので、神門から境内に入ります。
境内の中央に建つ拝殿。
そして、拝殿の奥に本殿が建っているのでお参りをしましょう。
河合神社に祀られているのは、神武天皇の母神である玉依姫命(たまよりひめのみこと)です。
神武天皇の日本建国に貢献した玉依姫命の内助の功績は、日本の婦人の鑑として仰がれているとのこと。
また、全ての女性が一層美しくなりたいという願望、安産、育児、縁結びなどを叶えてくれる神さまとしても知られています。
近年、手鏡の形をした鏡絵馬が女性に人気です。
本殿の横には、女性の参拝者が奉納したたくさんの鏡絵馬がありますよ。
鏡絵馬には、顔が描かれています。
それを自身の顔に見立てて、化粧品などで化粧をし美しい顔にして奉納します。
化粧品を持っていなくても、神社でクレヨンや鉛筆を貸してもらえますよ。
本殿の西に祀られているのは、貴布禰神社(きふねじんじゃ)です。
水の神さまを祀っています。
8月に入って京都は暑くなり、雨が降っていません。
少しでも涼しくなるよう、雨を降らしてください。
貴布禰神社の西隣には、任部社(とうべのやしろ)が建っています。
こちらには、八咫烏(やたがらす)が祀られており、サッカー必勝の守護神と崇められていますね。
任部社の隣には、鴨長明資料館があるのですが、現在は、新型コロナウイルスの影響で休館中でした。
方丈記の作者である鴨長明は、河合神社と縁があり、境内には鴨長明の方丈が復元されていますよ。
夏ということもあり、河合神社の境内には、参拝者がほとんどいませんでした。
セミの声は聞こえてきますが、人の声はほとんど聞こえません。
境内には、床几台に座って休憩しながら、かりんの美人水を飲んでいる女性が2人いるだけでした。
この後は、下鴨神社に参拝します。
なお、河合神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。