3月中旬。
京都市左京区の長徳寺を訪れました。
長徳寺では、毎年、3月中旬にオカメ桜が見ごろを迎えます。
ソメイヨシノの開花はまだ先ですが、一足早く桜を見られるとあって、長徳寺は桜愛好家に人気があります。
私も、毎年のように長徳寺のオカメ桜を見に行ってます。
見ごろを保つオカメ桜
長徳寺の最寄り駅は、京阪電車の出町柳駅です。
駅を出て南に少し歩けば、長徳寺が建っています。
長徳寺の入り口に到着すると、オカメ桜の前にカメラを構えた人たちが何人かいました。
この日は、快晴だったので、オカメ桜のピンク色の花が、とてもきれいに見えます。
長徳寺は、境内に入ることはできませんが、入り口のオカメ桜は誰でも見られるようになっています。
オカメ桜は、イギリスの桜研究科のイングラムがカンヒザクラとマメザクラを交配して作出した栽培品種です。
小さな花弁が無数に付いたオカメ桜は、とても華やかです。
この日は、メジロもたくさんやって来てましたよ。
オカメ桜は、満開ではあるものの、散り始めていました。
足元を見ると、オカメ桜の花弁がいっぱい。
これだけ多くの花を散らしていても、オカメ桜はボリュームがあるので、まだまだ華やかです。
満開のカンヒザクラ
オカメ桜の近くには、カンヒザクラも植えられており、こちらは今が満開でした。
カンヒザクラは、オカメ桜よりも花の色が濃いです。
花は垂れ下がるように下向きに咲きます。
花弁が外に広がらないのもカンヒザクラの特徴ですね。
メジロはカンヒザクラにもとまっており、一生懸命に花の蜜を吸っていました。
体を逆さまにして、くちばしを器用に花の中心に運んでいます。
その姿を撮影しようと訪れた人は、20人くらいいたでしょうか。
人が多いとメジロは逃げていくのですが、長徳寺のメジロは逃げる気配がありません。
地蔵堂の花頭窓には、オカメ桜が映り込んでいました。
窓に映るオカメ桜もきれいでしたが、写真だと、その美しさを表現できませんでした。
長徳寺のオカメ桜は、3月15日までは見ごろを保っていると思います。
ただ、雨が降ったり、強い風が吹いたりすると花が一気に散ってしまいそうです。
オカメ桜を見に行くなら、お早めに。