10月中旬に京都市中京区の下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)に参拝しました。
この時期の下御霊神社では、拝殿の周りにフジバカマが植えられたプランターがたくさん並べられます。
今回の参拝は、そのフジバカマを見ることが目的であります。
フジバカマと拝殿
下御霊神社には、京阪電車の神宮丸太町駅から南西に徒歩約7分で到着します。
地下鉄丸太町駅からだと東に徒歩約10分です。
寺町通に面する鳥居の前では、フジバカマのプランターが置かれていました。
寺町通沿いにもフジバカマは並んでおり、10月は綿のような薄紫の花を歩きながら楽しむことができますよ。
鳥居をくぐり境内に入ります。
境内の中央には拝殿が建ち、その周囲にフジバカマが並んでいます。
下御霊神社のフジバカマは、全て自生種です。
自生種のフジバカマは薄紫色の花が特徴的で、園芸種のフジバカマの濃い紫色の花とは見た目が違います。
フジバカマには、ヒョウモンチョウもたくさん訪れていましたよ。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
本殿には、非業の死を遂げた八所御霊(はっしょごりょう)が祀られています。
下御霊神社は、貞観5年(863年)に神泉苑で修せられた御霊会(ごりょうえ)の祭神を平安時代初期に下出雲路に祀ったのを起源とすると伝えられています。
現在の寺町通沿いに移転してきたのは、天正18年(1590年)の豊臣秀吉の京都改造の時です。
私が下御霊神社に参拝した日は、海外のテレビ局が撮影をしていました。
侍姿の男性にインタビューをしていましたよ。
そう言えば、以前に下御霊神社に参拝した時、10人くらいの海外からの旅行者がお参りに来ていました。
下御霊神社は、海外の方に人気があるのでしょうか。
拝殿の周囲に並ぶフジバカマは、花が茶色くなっているものが目立つようになっていたので、見ごろは後半に入っているようです。
それでも、まだ白っぽい花も多く残っていたので、あと数日はきれいなフジバカマを見られそうでしたよ。
早いもので、境内ではナンテンが赤い実を付け始めていました。
今年の京都は10月初旬まで暑い日が続きましたが、10月中旬になって一気に涼しくなっています。
そのため、ナンテンは冬が来たと勘違いしているのでしょうか。
本殿にお参りを済ませ、フジバカマも見終えたので境内から出ることに。
この後は、寺町通を少し南に歩き、行願寺のフジバカマを見に行きました。
なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。