石清水八幡宮の湯立神事2011年

毎年2月1日と3日に八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)で、厄除、無病息災、五穀豊穣を願う湯立神事が行われます。

ということで、2月1日に石清水八幡宮に訪れたので、今回の記事では湯立神事の模様をお伝えします。

参拝者は少なめ

湯立神事は正午に行われることから、20分ほど前に石清水八幡宮に訪れ、本殿にお参りをすることに。

石清水八幡宮

石清水八幡宮

すでに本殿の手前には、水が入った大釜が3つ用意されており、下から火で温められていました。

参拝者の数は100人ほどでしょうか。

それほど多くはなかったので、人の頭で神事が見えないということはありませんでした。

正午になって、いよいよ湯立神事が始まりました。

神楽女(かぐらめ)が登場し、釜の前で鈴を鳴らしながら、お祈りを捧げます。

鈴を鳴らす

鈴を鳴らす

神楽女の右前には、塩、米、酒が置かれており、それらを順番に手にして釜の前に戻ります。

塩を取る

塩を取る

釜の前に立った神楽女が、塩をまき始めます。

塩をまく

塩をまく

塩の次は米がまかれ、最後に酒が釜の中に入れられます。

次に神楽女が、竹の桶と柄杓を手にし、空中で何かをすくう仕草を始めました。

桶に入れるしぐさ

桶に入れるしぐさ

その仕草が終わった後、釜の中の熱湯を桶に汲みます。

合計3つの桶に熱湯が汲まれた後、神前へと運ばれて行きました。

釜の熱湯が参拝者の頭上に

そして、お待ちかね。

いよいよ湯立神事で最も盛り上がる神楽女の乱舞が始まります。

2つの笹の束を両手に持ち、ゆっくりと釜の前に歩み寄ります。

釜の中のお湯は完全に沸騰しており、ぐつぐつと音を立てています。

笹の束を両手に持つ

笹の束を両手に持つ

神楽女が、笹の束を釜に入れると大きな湯気が天に向かって登っていきます。

そして、遂に乱舞開始。

釜の中の熱湯が前方に飛び散ります。

相当熱いのでしょう。神楽女の姿が湯気で見えなくなっていきます。

釜の中の熱湯がふりまかれる

釜の中の熱湯がふりまかれる

右に左に笹の束が振り回され、近くで拝観している方の頭上に熱湯が降り注ぎます。

さすがに空中でお湯が冷まされるので、火傷することはありませんが、それでも頭が相当濡れていますね。

笹の束での乱舞が終わった後は、神楽女が参拝者の頭の上で鈴を鳴らし、湯立神事は終了。

拝観社の頭上で鈴が鳴らされる

拝観社の頭上で鈴が鳴らされる

この後、参拝者に無料で笹が授与されました。

当初は100人ほどだった参拝者も神事の終了時には、かなり多くなっていました。

笹は、玄関に置くと良いそうです。

笹をいただいた後、釜のお湯もいただきました。

釜のお湯

釜のお湯

ちょうど良い湯加減だったので、拝観中に冷えた体も温まりました。

湯立神事を観た後、エジソン記念碑の辺りを散策することに。

記念碑の前では、2匹のネコが向き合っていました。

対峙する2匹のネコ

対峙する2匹のネコ

なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。