3月上旬に京都市右京区の大覚寺に参拝した後、東隣にある大沢池(おおさわのいけ)に梅を見に行ってきました。
大沢池の北側には梅林があります。
その梅林がそろそろ華やかになっているだろうと期待しながら、大覚寺を出て大沢池に向かいました。
大日堂と聖天堂付近の梅
大沢池は、JR嵯峨嵐山駅から北に15分ほど歩いた辺りにあります。
大沢池の敷地内に入るには、200円の志納が必要です。
私が訪れた日は、天気の移り変わりが激しく、大沢池にやってきた時には、いかにも雨が降り出しそうな曇り空となっていました。
池のほとりでちぢこまる鳥。
3月ではありますが、まだ肌寒いです。
大沢池の西側を北に向かって進みます。
すると大日堂と聖天堂が現れます。
2つのお堂の近くの白梅が見ごろを迎えていました。
奥に見える朱色の建物は、心経宝塔(しんぎょうほうとう)です。
聖天堂脇の紅梅も良い感じで花を咲かせていましたよ。
こちらは、大日堂の手前に植えられている白梅。
まだ花が少ない感じではありましたが、まずまず華やかです。
梅林は見ごろ前
それでは梅林に向かいましょう。
大沢池には過去に何度か来たことがあり、梅林があることも知っていたのですが、梅の花が咲く時期に訪れたのは今回が初めてです。
梅林にやってくると、ほとんどの梅が3分咲きから5分咲きくらいでした。
大沢池の梅林は、見ごろ時期が遅めだとは知っていたのですが、まだこれくらいしか咲いていないとは思いませんでした。
梅林にある梅は白梅が多いです。
空が完全に雲に覆われ、小雨が降ってきました。
雲の白色が背景になるためか、白梅にあまり華やかさがないですね。
白梅に混ざって紅梅が1本ありました。
この紅梅はほぼ満開になっていて、まさに見ごろであります。
紅梅に近づき枝先の花を見ましょう。
一重のかわいらしい花ですね。
まだつぼみが残っているので、これからもっとたくさんの花を咲かせそうです。
梅林越しに見る心経宝塔。
晴れた日だと、心経宝塔の朱色がもっと鮮やかに見えたでしょうね。
そして、白梅が満開になっていれば紅白の対比が美しかったことでしょう。
雨足が強くなってきました。
空もさらにどんよりとしてきたので、心経宝塔の下でしばらく雨をやり過ごすことに。
しかし、雨が止む気配がないので、小雨になったところで梅林から出ました。
そして、運の悪いことに大沢池を出た直後から空が晴れてきましたよ。
例年、大沢池の梅は3月中旬に見ごろを向かるようです。
あと1週間遅くに訪れれば満開の梅林を見れたでしょうね。
なお、大覚寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。