10月中旬。
京都市上京区の護王神社に参拝してきました。
護王神社は、平安遷都で活躍した和気清麻呂を祭神として祀っている神社です。
和気清麻呂は、九州に左遷させられた際にイノシシに助けられたと伝えられていることから境内には、狛イノシシなどたくさんのイノシシがいます。
手水屋のイノシシ
護王神社の最寄り駅は、地下鉄丸太町駅です。
駅から烏丸通を北に5分ほど歩けば、護王神社の東の鳥居の前に到着します。
鳥居をくぐって境内へ。
正面には拝殿があります。
その前には、阿吽(あうん)の狛イノシシがいます。
拝殿の後ろには本殿があるので、まずはお参りです。
護王神社は、足腰の守護神として崇められていますから、これからも元気に京都散策ができるようにしっかりとお参りをしておきましょう。
護王神社が足腰の守護神とされているのは、和気清麻呂が九州に左遷された時にイノシシ達の道案内を受け、これまで悩んでいた足萎えも治ったと伝えられていることが理由です。
本殿の北側にある手水屋にいるイノシシ。
人が近づくと自動的に口から水が出てきます。
せっかく手水を出してくれたので、両手と口を清めておきましょう。
本殿の南側には「飛翔親子猪」が展示されています。
この作品は、城所ケイジさんのチェーンソーアートです。
境内にあった桂の古木の根株を彫刻したもので、テーマは「生命(いのち)のよみがえり」とのこと。
また、左右には昇り神猪と降り神猪も展示されており、こちらも城所さんの作品で北山杉を使っています。
境内の北側に置かれたさざれ石。
幅3メートル、高さ2メートルもある巨大サイズのこのさざれ石は岐阜県揖斐郡春日村産で、日本一のさざれ石とのこと。
君が代の歌詞に出てくるように苔むしています。
境内の東側にあるカリンの御神木。
樹齢100年を超えるこのカリンの木は、京都の巨樹名木100選にも選ばれています。
頭上にはネットが張ってあり、カリンの実が落ちてくるのを防いでいます。
このカリンの木は3年周期で豊作、平作、不作を繰り返すのだとか。
それでは、そろそろ護王神社から出ましょう。
KBS京都のフジバカマ
さて、今回、護王神社に参拝したのは、フジバカマを見ることが目的でした。
しかし、フジバカマの展示は10月10日までだったようで、私が参拝した時にはすでに終わっていました。
でも、護王神社から100メートルほど北にある放送局のKBS京都の前でフジバカマが展示されていたので、それを少しの時間観賞することに。
綿のようなフジバカマの花。
蝶もフジバカマを見にやって来てましたよ。
護王神社のフジバカマは見れませんでしたが、KBS京都で見れたので良かったです。
なお、護王神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。