秋の相国寺境内を散策・2016年

10月中旬に京都市上京区の京都御苑を散策した後、少し北にある相国寺にも参拝してきました。

相国寺は、京都を代表する禅寺のひとつで、室町幕府3代将軍の足利義満の発願で創建されました。

とても大きなお寺なのですが、参拝者は意外と少な目。

なので、相国寺の境内は、のんびりと散策できます。

鐘楼付近のフヨウ

相国寺は、地下鉄今出川駅から東に5分ほど歩いた辺りに建っています。

京都御苑の今出川御門から今出川通を横切り、同志社大学の間の道路を北に進んで相国寺の総門の前までやってきました。

総門

総門

いつ見ても、「大本山相國寺」と刻まれた石柱は威圧感がありますね。

総門をくぐった左側には池があります。

池

池の中央に架かる石橋は天界橋。

池では2羽のカモが仲良く泳いでいましたよ。

カモ

カモ

池の北側は三門址。

現在は、たくさんの松の木が植えられています。

三門址の松

三門址の松

赤松を見ていると、日に焼けたたくましい筋肉を連想してしまいます。

見ているだけで、力がみなぎってくるようであります。

参道を進み鐘楼の近くまで来ると、カエデが紅葉し始めていました。

鐘楼付近のカエデ

鐘楼付近のカエデ

カエデの紅葉が見ごろになるには、まだ1ヶ月はかかります。

このカエデの木は、南側に太陽光を遮るものがないので、真っ赤に色づいた葉に日差しが当たると、とても美しい姿になりますよ。

鐘楼の近くでは、赤色のフヨウの花も咲いていました。

赤色のフヨウ

赤色のフヨウ

このフヨウの花は、グーにした手よりも大きく、とても目立っていました。

近くの枝には花は咲いていません。

なので、この赤色の花だけしか残っていないのかと思ったのですが、見上げると、上の方にたくさんの花が咲いていました。

鐘楼の屋根とフヨウ

鐘楼の屋根とフヨウ

まだつぼみも残っていますが、そろそろフヨウの見ごろも終わりが近づいていますね。

足元には真っ白なフヨウの花が、そのままの姿で落ちていました。

白色のフヨウ

白色のフヨウ

それでは法堂(はっとう)にお参りをしましょう。

法堂

法堂

法堂の天井には龍が描かれており、堂内のどこにいても龍に睨まれます。

一般公開されている時に一度は見ておきたいですね。

法堂の南西に建つ宝塔。

宝塔と秋空

宝塔と秋空

頭上高くに秋空が広がっていました。

一直線に伸びる真っ白な飛行機雲も爽やかですね。

相国寺は、境内を散策するだけなら拝観料は必要ありません。

なので、誰でも気軽に参拝できます。

また、美術館や庭園なども一般公開されていることがありますので、興味がある方は拝観しておくと良いでしょう。

なお、相国寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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