4月初旬に京都市東山区に建つ清水寺に夜桜を見に行ってきました。
清水寺は、京都の数ある観光名所の中で最も観光客数が多いお寺です。
そのため1年中いつも多くの旅行者や参拝者で賑わっています。
特に桜が咲く時期は、境内はたくさんの人でごった返しますね。
清水の舞台から眺める夜桜
清水寺の最寄り駅は、京阪電車の清水五条駅ですが、駅からは坂道を20分ほど歩かなければなりません。
特に清水坂は、多くのお店が軒を並べているので、お土産を求める旅行者の方々で道が狭くなっており、なかなか前に進みません。
午後5時50分頃に清水坂を上って清水寺に向かっていると、何やら行列ができていました。
何の行列かと思ったら、なんと清水寺のライトアップを待っている人たちの行列でした。
どんなに混雑していても、清水寺に入るのにこんなに行列ができていることはなかったのですが。
とは言え、午後6時の拝観時間になると、すぐに行列が動き出したので、それほど待つことはありませんでした。
おそらく午後7時以降なら、大して並ばずに拝観できると思いますよ。
ちなみに清水寺のライトアップ時は、入山料400円が必要です。
受付で拝観料を納めて境内へ。
まだ日が落ちていなかったので、三重塔の前のソメイヨシノを見ることができました。
この日の清水寺のソメイヨシノは全体的に7分咲きといった感じでした。
ほとんど見ごろではありましたが、あと1日遅らせた方が良かったかもしれませんね。
清水の舞台へ進みます。
遠くに見える朱色の建物は子安(こやす)の塔です。
眼下に広がる桜風景も美しいですね。
舞台からは京都タワーも見えます。
桜越しに京都タワーを見ていると、古都の景色と近代的な景色が混ざり合って不思議な気分になります。
午後6時30分を過ぎて空が薄暗くなってきました。
まだ完全に夕闇とはなっていませんが、これくらいの薄暗さの方が桜を見やすいですね。
見上げる夜桜
本堂にお参りを済ませ、清水の舞台からの桜風景を楽しんだ後は、順路に従って奥の院へと進みます。
桜が植えられている場所には、しっかりとライトが設置されているので、夜桜が見やすくなっています。
工事中の奥の院から桜と清水の舞台を眺めます。
そして、奥の院から少し奥に進んだところから、ライトアップされた清水寺の伽藍(がらん)を撮影。
とても明るく写っていますが、これはシャッタースピードを15秒にして写したからです。
普通に撮影したら、暗くて建物がはっきりと写りませんでした。
清水の舞台の下側の木組みがむき出しですね。
以前は、カエデや桜の木で隠れていたのですが。
順路に従って、清水の舞台の下までやってきました。
ライトに照らされたソメイヨシノが満開です。
出口付近から見上げる桜。
見ごろの桜もあれば、まだこれから咲き始める桜もあります。
ライトアップされた三重塔と青色のレーザービームが幻想的です。
清水寺の桜のライトアップを今回初めて見ました。
ライトが暖色系のため、桜の薄紅色がちょっとわかりにくいですね。
清水寺の桜をまだ見たことがない方には、夜桜ではなく昼間の桜を見ることをおすすめします。
太陽光で見る清水寺の桜の方が華やかですよ。