3月30日。
京都市上京区の上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)に参拝してきました。
上御霊神社は、それほど多くの桜が植えられているわけではありません。
でも、春の京都散策の際に少しの時間だけ立ち寄って、境内の桜を観賞するのも良いものです。
上御霊神社のように境内にちょっとだけ桜が植えられているようなところは、人が少ないですからのんびりと桜を楽しむことができます。
きれいに咲いた西門付近のソメイヨシノ
上御霊神社の最寄り駅は、地下鉄鞍馬口駅です。
駅から西に5分も歩けば、上御霊神社の西門前に到着します。
石造りの鳥居をくぐり、さらに西門もくぐって境内に入ります。
西門をくぐってすぐの場所に背の低いソメイヨシノがあるのですが、早いものでほぼ満開になっていました。
背が低いとは言っても、人の背よりも高いので、近くで桜の花を眺めようと思うと見上げなければなりません。
それでも、やはり背の低い桜なので、人の目線でも花を見ることができます。
枝には、おみくじが結ばれていますね。
西門近くのソメイヨシノを見た後は、舞殿の奥に建つ本殿にお参りです。
本殿には、非業の死を遂げた13柱の神霊が祀られています。
平安時代の人々は、天変地異や疫病の流行は怨霊の仕業と信じていたので、非業の死を遂げた人々を神社に祀って崇りを鎮めようとしました。
このような信仰を御霊信仰といいます。
天変地異が起こらないようにしっかりとお参りしておきましょう。
本殿付近に植えられている枝垂れ桜は、まだ咲き始めたばかりでした。
遠くから見ると、枝だけのようです。
でも、枝垂れ桜に近づくと、ちらほらと薄紅色の花が咲いているのがわかります。
枝垂れ桜が満開になるには、まだ時間がかかりそうですね。
上御霊神社には、他にも境内の南側にソメイヨシノが植えられています。
まだ、この辺りのソメイヨシノは5分咲き程度でした。
しかし、5分咲きとは言え、枝によっては満開に近い咲き具合で、まずまず華やかでしたよ。
境内には、ほとんど人がおらず、落ち着いてお花見をできました。
最後にもう一度、西門近くのソメイヨシノを見て境内から出ました。
上御霊神社の桜は、ソメイヨシノは4月2日ころに満開になりそうです。
枝垂れ桜は、4月5日以降に満開になるのではないでしょうか。
なお、上御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。