昨年の秋に嵐山に紅葉を見に行った帰り、電車の窓から境内全体が真っ赤に染まっているお寺が見えました。
そのお寺は、花園に建つ法金剛院です。
車窓からでも美しい紅葉が見れたので、きっとお寺の中からだと、もっときれいな紅葉が見れるだろうなと思って早や1年。
11月中旬に法金剛院に紅葉を見に行ってきました。
山門付近の紅葉
法金剛院はJR花園駅のほぼ目の前に建っています。
信号を渡らなければならないので、少々遠回りする必要がありますが、それでも駅から3分も歩けば表門に到着します。
表門の外からでも、真っ赤なモミジが見えます。
1年前に見た時よりも紅葉が進んでいないようでしたが、表門付近の景色を見たら境内に入らないわけにはいきません。
青葉が残っている感じはありましたが、おそらく見ごろでしょう。
中門をくぐって拝観受付に行きます。
拝観料は500円。
参道を進んで礼堂の前にやってくると、細長い菊がたくさん並んでいました。
法金剛院は、関西花の寺第十三番霊場に指定されているため、四季折々の花を楽しめます。
春の桜はもちろんのこと、夏にはハスも見れますよ。
礼堂に上がり、その後ろに建つ仏殿に入って、本尊の阿弥陀如来にお参りです。
仏殿には、他にも十一面観世音菩薩など様々な重要文化財が安置されているので、しっかりと拝んでおきたいですね。
その仏殿近くのカエデは、枝の先が真っ赤に色づいていました。
庭園の紅葉
仏殿にお参りを済ませた後は庭園へ。
法金剛院の庭園は、中央に大きな池がある池泉回遊式庭園です。
池のほとりには、たくさんのカエデが植えられています。
庭園全体を見た感じだと、まだ見ごろには少しばかり早いようでしたが、それでも、カエデの大部分は紅葉していました。
中には、すでに苔の上に葉を散らしているモミジもありましたが、頭上では太陽の光を浴びて紅葉がきらめいています。
法金剛院の北には五位山という小高い山があります。
池越しに五位山を見ていると、自然の中にいるような気分になります。
後ろでは、道路をたくさんの車が走っているのですが、この景色を見ていると、車の音が気にならなくなります。
庭園の奥に進むと、最初にくぐった表門が見えます。
ここから眺める表門と鐘楼と紅葉の景色もきれいでしたよ。
庭園の北にある青女(せいじょ)の滝近くは、まだ青葉でした。
それにしても、真っ赤なモミジが日差しを浴びた姿は美しいですね。
いろんな角度から紅葉を見ようと、何度も何度も池の周囲をぐるぐると廻りました。
紅葉、池、五位山を一緒に見る景色もすばらしかったですよ。
十分に紅葉を楽しんだところで、外に出ることに。
参道の紅葉の見ごろは、まだ先になりそうですね。
法金剛院の紅葉は11月いっぱいは楽しめそうでしたよ。
きっと11月下旬になれば、もっと美しい紅葉が見れるはずです。
なお、法金剛院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。