9月中旬。
京都市東山区の知恩院に参拝してきました。
晴天でありながら、気温はそれほど暑くなく、京都観光には良い気候でしたよ。
晴天に映える三門
知恩院の最寄り駅は、地下鉄東山駅です。
そこから神宮道を南に5分ほど歩くと知恩院の大きな三門の前に到着します。
少し前までは、修復をしていたのか、覆いがかぶさっていたのですが、それが外れて今はいつも通り雄大な三門を見ることができます。
石段下から三門を見上げます。
晴天の下で見る三門は、黒色がくっきりとしていて、まるで漆を塗っているかのようです。
石段を上って三門をくぐります。
再び三門の奥に石段が現れます。
この石段を見ると、境内まで上るのを挫折しそうになります。
そういう時は、右側の女坂から境内に進むと良いでしょう。
修復中の御影堂
石段を上りきって境内に入ると、御影堂(みえいどう)がまだ修復中でした。
御影堂を見れないのは、知恩院に訪れた甲斐がないと言えなくもないですが、このような御影堂を見れるのも今だけですから、貴重な体験だと思いましょう。
御影堂の奥には池があります。
御影堂が修復されていなかった時は、この池にまったく気づきませんでした。
それだけ御影堂が際立っていたということでしょうね。
池には、まだハスの花が咲いていました。
もう京都の多くのハスの名所では、葉だけになっています。
知恩院のハスも、これが見納めでしょうね。
境内の東側へ。
浄土宗の開祖法然上人の像の近くにある石段を上ります。
石段上に来ると道が2つに分かれています。
左に行けば勢至堂、右に行けば御廟です。
まずは御廟に向かいます。
御廟は、法然上人の遺骨を祀る霊廟で、現在のお堂は慶長18年(1613年)に松平信一の寄進によって再建されたものです。
上の写真に写っているのは拝殿で、ここから奥にある御廟にお参りをします。
御廟の拝殿前からは、京都市街を一望できます。
空が少しずつ高くなり、秋らしさが出てきています。
御廟にお参りをした後は勢至堂へ。
勢至堂は、本地堂知恩教院とも呼ばれている法然上人終焉の地です。
現在のお堂は享禄3年(1530年)の再建で、今ある知恩院の建物の中で最古のものとなります。
御影堂を見れず、ちょっと物足りなく感じたので、境内の南にある大鐘楼を見に行くことに。
いつ見ても大きな釣鐘です。
よく鐘楼が釣鐘の重さで壊れないものだと、感心してしまいます。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。