毎年6月上旬に京都市左京区の平安神宮が、神苑を無料公開します。
無料公開される日は、その年によって異なっており、2015年は6月5日でした。
この時期は、西神苑でハナショウブが見ごろを迎えるので、それに合わせて平安神宮では神苑の無料公開を行っているんですね。
ということで、私も平安神宮の神苑無料公開に行ってきました。
南神苑
平安神宮は、地下鉄東山駅から北に10分ほど歩いた辺りに建っています。
大鳥居がとても目立つので、道に迷うことはないでしょう。
平安神宮の入口の應天門に到着。
曇り空で、庭園拝観にはあまり良い天気とは言えませんが、應天門の前にはたくさんの参拝者がいました。
すぐにでも神苑に入りたいところですが、まずは大極殿にお参りです。
神苑の入り口は、境内の北西にあります。
南神苑、西神苑、中神苑、東神苑と反時計回りに神苑内を散策していきます。
まずは南神苑から。
南神苑には浅めの池があり、そのほとりに様々な草花が植えられています。
萩の花が咲き始め。
サツキは、そろそろ終わりに近づいていますが、まだまだ元気に赤色の花を咲かせていましたよ。
他にも南神苑では、アジサイやハナショウブも見れます。
西神苑のハナショウブが満開
南神苑の次は西神苑へ。
西神苑に入った瞬間にハナショウブが見ごろを迎えているのがわかりました。
今まで、平安神宮の神苑無料公開には何度か来ていますが、今回のハナショウブが最も美しいですね。
以前来た時よりも、花の数が多く、池の上が紫色と白色のハナショウブの花で埋め尽くされていました。
ついついハナショウブの美しさに魅かれて、無意識に池の近くに寄ってしまいます。
ふと、足元を見ると、たくさんの大きなコイが、水面から顔を出して口を開けていました。
どうやら餌が欲しいようですが、あいにく食べれる物は何も持っていません。
それにしても、群生するハナショウブがきれいであります。
全てが紫色の花ではなく、白色の花も混ざっているのがきれいに見える理由でしょう。
たくさんの拝観者の方たちが、西神苑の満開のハナショウブに感嘆の声を上げていましたよ。
これだけたくさんのハナショウブが一度に咲く場所は、京都市内では平安神宮だけでしょうね。
ハナショウブ越しに見るスイレン。
スイレンは池の中心辺りで咲いていたので、花の形があまりよくわかりません。
それにしてもハナショウブの美しさには、思わずため息が出そうです。
いつまでも、近くでハナショウブを見ていたいのですが、たくさんの拝観者がいる無料公開の日では、邪魔になるのですぐに移動しなければなりません。
ハナショウブに混ざって、コウホネの黄色い花も咲いていました。
完全に脇役となっていますが、コウホネの花もきれいなので、しっかりと見ておきたいですね。
西神苑の後は、中神苑にスイレンを見に行きます。